五十六話 ページ36
「大半台詞ばかりです。」
きりやんside__
Aが倒れてまた一ヶ月ほど過ぎた。まだAは起きない。
Kr「……いつになったら起きてくれる……?」
ガラガラッ
急にドアが開いてビックリした。
誰かと思って振り向けば滅多に出歩かない奴がいた。
Na「おー?きりやんか。」
Kr「Nakamuか。……何?」
Na「……その〜……Aを家に返すことになったからさ。」
Kr「……そか。」
Na「そこでさ。グルっペンさんが行ってくれることになったから、一緒に行ってきな?」
Kr「……俺?……わかった。」
________
「有り難う御座いました。娘を助けてくださり……。」
Kr「い……いえ。俺は……Aを守ること出来なかった…………最低な上司ですよ……」
「そんな事ありませんよ。娘の傍にずっといてくださっただけでも嬉しい限りですよ。」
A……良いお母さんやん。
家族思いの優しいお母さん。
「医師の御方はグルッペン様の方から来てくださるんですよな。」
gr「ええ。腕は確かですのでご安心を。」
「承知済みですよ。今回もお世話になります。」
……そうか、Aは昔にグルッペンさんたちと会ったことあるのか。だから仲が良いのか。
「……きりやん君……だったな。少し良いかな?」
Kr「んお?……あぁ。はい。」
__________
「いつも娘がお世話になってますな。」
Kr「いえいえ。いつも俺らのお屋敷を良くしてもらってますよ。全員の手伝いもしてくださってますし。」
「ならよかった。……すみませんな。私心配性なもので。」
Kr「御聞きしますが、昔に何かあったりは……」
「……無かった。といえば嘘になりますね。」
Kr「……御聞きしても宜しいですか?」
「…………君には知っておいて貰わねばならぬな。何時かは。」
Kr「……?」
「実はAは_______
死にかけたことがあるのだ。」
Kr「…………ぇ」
その言葉に嘘はなく。
目を見れば確かだった。
Aは本当に死にかけていたんだ。と。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時