検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:12,529 hit

五十六話 ページ36

「大半台詞ばかりです。」


きりやんside__

Aが倒れてまた一ヶ月ほど過ぎた。まだAは起きない。

Kr「……いつになったら起きてくれる……?」

ガラガラッ

急にドアが開いてビックリした。
誰かと思って振り向けば滅多に出歩かない奴がいた。

Na「おー?きりやんか。」

Kr「Nakamuか。……何?」

Na「……その〜……Aを家に返すことになったからさ。」

Kr「……そか。」

Na「そこでさ。グルっペンさんが行ってくれることになったから、一緒に行ってきな?」

Kr「……俺?……わかった。」

________

「有り難う御座いました。娘を助けてくださり……。」

Kr「い……いえ。俺は……Aを守ること出来なかった…………最低な上司ですよ……」

「そんな事ありませんよ。娘の傍にずっといてくださっただけでも嬉しい限りですよ。」

A……良いお母さんやん。
家族思いの優しいお母さん。

「医師の御方はグルッペン様の方から来てくださるんですよな。」

gr「ええ。腕は確かですのでご安心を。」

「承知済みですよ。今回もお世話になります。」

……そうか、Aは昔にグルッペンさんたちと会ったことあるのか。だから仲が良いのか。

「……きりやん君……だったな。少し良いかな?」
Kr「んお?……あぁ。はい。」


__________

「いつも娘がお世話になってますな。」

Kr「いえいえ。いつも俺らのお屋敷を良くしてもらってますよ。全員の手伝いもしてくださってますし。」

「ならよかった。……すみませんな。私心配性なもので。」

Kr「御聞きしますが、昔に何かあったりは……」

「……無かった。といえば嘘になりますね。」

Kr「……御聞きしても宜しいですか?」

「…………君には知っておいて貰わねばならぬな。何時かは。」

Kr「……?」
「実はAは_______






死にかけたことがあるのだ。」









Kr「…………ぇ」








その言葉に嘘はなく。
目を見れば確かだった。




Aは本当に死にかけていたんだ。と。

五十七話→←五十五話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。