第3話〜変な校則〜 ページ6
登校時生徒は必ず
何かしらボケをしなければならない
校長先生がボケたら必ず笑わないといけない
生徒手帳に書かれた校則に聖美は呆れる他なく
ついそれをジト目で見てしまった。
(それは悪くないと思うby聖美)
そんな聖美に
奇跡的に彼女と隣の席になった白石と忍足が気付き、?を浮かべながら声をかけた。
「聖美、どないしたんや?
何やめっちゃ怖い目しとんで…?」
「いや、別に怖い目はしてないと思うけど…
うん、なんか…校則に呆れ返ってるだけだよ」
「校則?
……別に変な所はないと思うねんけど…」
「……そう、か…
じゃあ、私が可笑しいだけか…(遠目」
「「!?」」
ボケとツッコミは
関西人の特徴の一つかもしれない…
聖美は遠い目をしながらそう結論付け
配布されて来る手紙類を纏める。
(因みに入学式は漫才やらギャグばかりやられ
全く持って入学式という感じのない入学式で終わった。)
「ほな!これにて入学式等は終了や!
自分ら、来週からよろしゅうなー!」
「「「おー!!」」」
「…(元気…)」
担任となった先生からの挨拶が終わると
今日の学校行事は終わり、
クラスメイトたちはぞろぞろと仲の良い者たち同士で固まり始めた。
聖美も聖美で別クラスとなってしまった
時雨と優雨と帰ろうと帰る支度をしていると
白石に話しかけられた。
「豪炎寺さんはもう帰るん?」
「あぁ。
その前に時雨たち…友達と合流するから
帰るのはその後かな」
「時雨…?
時雨って、出雲時雨?」
「?そうだけど…知り合いか?」
「おん、小学校が同じなんや。
腐れ縁ってやっちゃ」
「へぇ…!それはビックリだな、
そっか、時雨と優雨に…ふふっ。」
「?
どないしたん?」
「ううん、何でも。
あ、そろそろ行かないと。
謙也にどやされてしまう」
「あ、俺もええか?」
「私は構わないよ。
一緒に行こうか」
「おん!」
こうして白石と聖美は
既に待っているであろう謙也と出雲姉妹の元へ向かう。
しかし聖美は知らない…
まさか、白石と時雨が対面した途端
あんなことが起きようとは…
それを知るのはまだ先の話である。
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