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「うん、確かに受け取ったからね。これからよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
私から受け取った契約書を大事そうに受け取るひとらんさんに対して座りながら、軽く頭を下げる。取り敢えず大きな場面は越えたことにそっと胸をなで下ろしていると、ぐぅ〜〜と、間違いなく私のお腹の音がその場に鳴り響く。
人間の欲求に素直すぎる自分の身体に羞恥心を抱きながら、お腹を押さえてひとらんさんに謝る。
「す、すいません！！」
「いいよ、気にしないで。朝から何も食べてないもんね、ご飯にしよっか」
ひとらんさんは微笑ましいものをみるような視線で私を見た後にその場で立ち上がり、ご飯を食べる部屋に案内すると言って先を進み始める。その様子を見て、私も慌てて立ち上がり、ひとらんさんの後ろについていった。
「(あれ、でもここに来たのは昼なのに、なんで朝から何も食べてないことをひとらんさんが知っているんだろう……?私、言ったかな)」
──ずっと見てたからに決まってんじゃん
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渦巻 - コメント失礼します。とても良い作品でした。この作品をつくって下さってありがとうございます！私とても幸せ者ですね…！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: acd4260d4c (このIDを非表示/違反報告)
鰻(プロフ) - 枯渇さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけると、書いてよかったなぁ、と思えます。 (2020年8月18日 15時) (レス) id: b0dd64a6e1 (このIDを非表示/違反報告)
枯渇(プロフ) - 突然失礼します。個人的にとても良かったです。尊さにより倒れさせていただきました。ありがとうございました。 (2020年8月17日 19時) (レス) id: cb6a865d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鰻 | 作成日時：2020年8月13日 7時
