マッドサイエンティスト、根っこは優しい？ ページ9
緑谷side
さっき、個性把握テストを終えた。
相澤先生の合理的虚偽にはびっくりしたけど
何とか最初の壁を乗り越えれた。
僕の何ら変わりない指を見た
右手の人差し指も、怪我ひとつない。
ボール投げの時に大怪我したとは思えないなぁ…
マッドサイエンティスト…
世間一般的に残虐なイメージのあるヒーロー。
僕も小さい時は怖くてファンにはなれなかった
ただ、小学生のころ
マッドサイエンティストととは会ったことがある
かっちゃんに押しのけられて、擦り傷ができた時、
帰り道で泣いていた僕を慰めたのはマッドサイエンティストだった
「どうしたのかな？怪我でもしたかい？」
当時子供だった僕は、
恐怖の対象だったマッドサイエンティストに
泣きながら擦り傷を見せて、
「いたいぃ…かっちゃんにドンってされたぁ〜…」
って言ったような気がする
それにマッドサイエンティストは少し考えるような仕草をして、
僕の傷に手を当てた。
「私がおまじないをかけてあげよう。
少しの痛みは我慢してくれるとありがたい
ふむ、こういうとき何というんだったか…
いたいのいたいのとんでいけ、だったか？」
苦笑しながらも言ったその一言
イメージとの差にびっくりした僕は
ぼーっとしながら、治っていく傷を見ていた
この記憶を思い出したのは今日。
マッドサイエンティストが僕の指を治す時に言った言葉を聞いた時
デジャヴっていうのかな、それを感じて思い出したんだ
すっかり忘れてて恐怖の念が残ってたけど、
やっぱ思ってたより優しいのか…？？
考え事をしながら歩いていた僕は、誰かと肩をぶつけた
「あっ、すいません！！」
視線をあげるとさっきまで思考の中心にいた
マッドサイエンティストの姿があった
「おや、すまないね。
私も考え事をしていたんだ…前を見てなくてね」
「いやっその、マッド…先生？
さっきはありがとうございました！」
そういうとマッド先生…は、一瞬何か分からないような顔をして
すぐにあぁ、というような顔になった
「その事なら何も気にしなくていい。
私が勝手にしたことだ」
「それでも…ありがとうございます」
マッド先生はふむ、と声を出した
「考え事が続く、感謝ができる…
ポイントがうなぎのぼりだ
君、ヒーローになったときにでも
私の事務所に寄るといい」
「え、…えぇ！？」
突然の提案に驚いた僕に笑い、
マッド先生は僕を通り過ぎていった
な、なんか凄いことが起きたぞ…！？
「はて、彼の名前は何だったかな?」
お知らせとか提案とかですブラックタクシー→←注意されても困ります、マッドサイエンティスト
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有害物質(プロフ) - この話大好きです。続きが気になりすぎて気になる過ぎて・・・ (2022年10月24日 8時) (
レス) @page10 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になり過ぎてあらぶるモブ - 続きを続きをくだせえ！！めちょめちょ続きが見たいんです！！気になり過ぎて夜しか寝れません！！応援してます！！更新頑張ってください！！！ (2021年8月22日 4時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
飛雪千里(プロフ) - 主人公の性格、結構好きなんです…！これからも応援しております！ (2021年8月7日 6時) (レス) id: a85e3a5ae3 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 続きが読みたいです！！楽しみに待ってます！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ブラックタクシー - ナタさん» なんてことだ…それはそれでいいですな！！(( (2018年11月11日 21時) (レス) id: 27c531e17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブラックタクシー | 作成日時：2018年9月23日 13時
