マスコミと、マッドサイエンティスト ページ22
《ピピピ、ピピピ、ピピピ》
「…私としたことが」
寝起きで頭がぼーっとするが
すぐに用意をして家を出る
引っ越すことを前提に過ごしていたから
1日で引っ越しは済んだ。
引っ越した家は一軒家で、黒を基調としたデザインだ
選んだ理由は色々あるが、
その中でも都合がいい条件が
雄英に近いことだった
ローラースケートを使って雄英まで向かうと
何やら人混みが見える…なんだ、マスコミか
そういえば過去にもマスコミと対峙したな。
すごく面倒で分かりきったことを何度も聞いてくる集団だ
消太がため息でもつきたそうな顔色で
出てきたかと思うとマスコミを追い払っている
近づくごとに声が聞こえるようになってきた
「オールマイトに直接お話伺いたいのですが！」
「マッドサイエンティストはいませんか！？」
「あなた小汚すぎませんか！」
…ふむ、これは私やオールの就任についての
情報を集めに来た、というところか。
全く、オールならわかるが何故私なんだ
最近は(必然的に)実験もしていないし
(不本意だが)ヴィランを傷つけず拘束している。
それで評価も上がった筈だ(それが逆に不気味)
ごく普通のヒーローになったろう？
校門に近づいていくと消太と目があう
ぎょっとしたような顔をした
あ、こらそんな顔をしたら
私がいることが分かってしま______
「マッドサイエンティストだぁー！！」
「え！？本当に！？本物！？」
「やっと記事ができる！！」
「質問に答えてくださいマッドサイエンティスト！！」
…なんてことだ
私は何故寝坊してしまったのか
こんな面倒に巻き込まれるなんて…
消太は眉間に手を当ててため息をついているし、
マイクは何やら叫んでいる
「何故雄英高校に就任なされたのですか！？」
「教師になった心境は！？」
「七年前の残酷事件に何か思うことは！？」
…やはりマスコミというのは面倒だな
本当に無駄な時間を過ごさなければならない
「就任については校長の意向だ
心境というほどのことは思っていない
七年前の事件は言うまでもないだろう
全く君達は本当に無駄なことをしている
何度も何度も同じことを聞くことに
何か意味があると思っているのか？
いい加減にプライバシーを尊重するんだ。
無駄に踏み込んで来ないでくれ」
そう言うと消太達を連れて雄英の門を潜る
少し説教たれてしまったがまぁいいだろう
「イレイザー、先輩ってあんな説教できたっけぇ！？」
「手を出さなかったのか…」
「シヴィー…」
む、失礼な奴等だ
雑談と友作品紹介だよ、ブラックタクシー→←続き-執事とお茶会、マッドサイエンティスト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 691人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有害物質(プロフ) - この話大好きです。続きが気になりすぎて気になる過ぎて・・・ (2022年10月24日 8時) (
レス) @page10 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になり過ぎてあらぶるモブ - 続きを続きをくだせえ！！めちょめちょ続きが見たいんです！！気になり過ぎて夜しか寝れません！！応援してます！！更新頑張ってください！！！ (2021年8月22日 4時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
飛雪千里(プロフ) - 主人公の性格、結構好きなんです…！これからも応援しております！ (2021年8月7日 6時) (レス) id: a85e3a5ae3 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 続きが読みたいです！！楽しみに待ってます！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ブラックタクシー - ナタさん» なんてことだ…それはそれでいいですな！！(( (2018年11月11日 21時) (レス) id: 27c531e17b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブラックタクシー | 作成日時：2018年9月23日 13時
