かつての姿へ、マッドサイエンティスト ページ13
「わーたーしーがー！！」
「普通にドアから来たー！！！！」
奇声を上げながら教室に入っていったオールマ…
オールに続いて私も入室する
ドアから来たと言っていたが実際ドアからしか
来てはならないと思うのだが？
これは触れてはならないところだろうか
未成年の夢のヒーローとして、パフォーマンスは
欠かせないものなのだろう
考えている内に話は終わり、
生徒たちにヒーロースーツが渡された
ヒーロースーツ、懐かしい響きだ
私もかつてヒーロースーツを着ていたが
諸事情で処分したんだ。
気に入ってはいたものの、処分後忙しく
申請するのを忘れていた。
ふむ、装備だけでも申請しようか…？
生徒たちが着替え終わる前に移動するべく
教室を出ようとするとオール君に
呼び止められた
「マッド君！」
「…なにかね？早く向かった方が___！」
オールが私に見せたそれは、
「君も、久しぶりに着てみないか！？」
かなり久しぶりだが、見慣れたヒーロースーツ
「あ、あぁ。何故それがここにあるのか、
…いや、何故それが作られていたのかは
後で聞くことにしよう」
それを受け取り、教員更衣室へ向かう
「ふぅ、拒否されなくて良かった…
相澤君に怒られずに済む」
ヒーロースーツに袖を通し、
装備を装着する。…懐かしい重さだ
腕の装備を試運転するとこれまた
懐かしい起動音と振動
またこれを使えるとは。
実験の幅が広がりそうだ
ただ…
「少しサイズが小さいか…
腕、腰回りが少しキツイ。
私は着痩せするタイプではないのだかね」
これを作るように申請した者は
私を華奢な方だと思ったのか、
サイズを小さくしてあった
これはいただけない
確かに年は重ねているが
体格は全く変わっていないと言っても
過言ではない。
実験器具をぶら下げたベルトだって
ギリギリ着けれたくらいだ
ふむ、これは私が申請し直すべきか
時計をみるとそこまで時間は経っていない模様
少し早足で向かえば丁度いいだろうか
靴のレバーを操作すると
靴の側面に取り付けてあったタイヤが下がり、
靴裏に移動した。
ローラースケート、といえば分かるだろうか
試運転として、目的地まで滑りながら行くことにした
中々の速度だ。最高速度はこんなものではないがね
白いコートは速度を上げてもたなびかないようになっている
外内のポケット全てに器具を入れているので
重くて必然的にたなびかないだけなのだが
ヒーロースーツに着替えた私は
数年ぶりに気持ちが昂ぶっていた
ヒーロースーツ説明会だよ、ブラックタクシー→←周りも慣れてきた、マッドサイエンティスト
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有害物質(プロフ) - この話大好きです。続きが気になりすぎて気になる過ぎて・・・ (2022年10月24日 8時) (
レス) @page10 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になり過ぎてあらぶるモブ - 続きを続きをくだせえ！！めちょめちょ続きが見たいんです！！気になり過ぎて夜しか寝れません！！応援してます！！更新頑張ってください！！！ (2021年8月22日 4時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
飛雪千里(プロフ) - 主人公の性格、結構好きなんです…！これからも応援しております！ (2021年8月7日 6時) (レス) id: a85e3a5ae3 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 続きが読みたいです！！楽しみに待ってます！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ブラックタクシー - ナタさん» なんてことだ…それはそれでいいですな！！(( (2018年11月11日 21時) (レス) id: 27c531e17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブラックタクシー | 作成日時：2018年9月23日 13時
