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146. 部屋掃除 ページ26

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大野さんが、スポーツ飲料水や

ゼリーなどを用意して

帰って行ってくれたおかげで

夜には、だいぶ体もラクになっていて




「今日は、テレビ観ないで
さっさと寝るんだよ?」




大野さんの言い付けを

しっかり守って早くに眠りについた私は

翌朝には、すっきりと目覚めることができた。




大野さん持参の苦い薬も効いたのか

咳もあまりでなくなったし

熱もほとんど下がったみたいに感じる。





まだ声は本調子じゃないけど

これなら月曜には仕事にいけるはず。




少し熱めのシャワーを浴びて

部屋着を身に付けると

落ち着かない気分で部屋を見回した。




ひょっとしたら、電話で言ってたみたいに

社長が今日帰って来るかもしれない。




…それなら、できる限り

掃除、洗濯…すべて行き届いた部屋で

社長を出迎えてあげたい。







グタグダと二日間寝てばかりだったから

何かしなきゃ落ち着かなくて…。



ベッドシーツを洗濯機に入れながら





「社長の部屋も、軽く片付けておこうかな…」





いい加減片付けた方がいい

社長の寝室を思い浮かべ

まず、社長のベッドシーツも

洗濯しようと思った。




気合いを入れるように

髪をねじってクリップで留めると

腕まくりをした。




きっと、社長が居たら

スッピンに部屋着姿の私を見て




『おまえ、もう少し男がその気になるカッコしろよ』って



溜め息をつかれそうだ。




そんなことを思いながら

私は社長の寝室のドアを開けた。



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ミイ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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