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115. 心配症 ページ25

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ー翌朝ー



ここ数日、私が起こさなくても

ちゃんと自分の携帯アラームで

起きてくれる社長。





『おはよう…』


「おはようございます」





いつものように、髪の毛の寝ぐせを直すために

シャワーを浴びに行く社長。




なかなか優秀な朝の始まりで

社長もやればできるじゃないですか…

なんて、心の中でつぶやきながら

このNY行きに関しては

すごく社長の気合いを感じてた。




私はいつものように

この時間帯に朝ごはんを作る。




今朝みたいに落ち着かない朝は

パパッと食べられるおにぎりとお味噌汁。





具材は梅干しと、鮭。

そして、昨夜のうちに漬けておいた

きゅうりの浅漬け。





「社長、荷物少なくないですか?」




いくら数日後には帰ってくるとはいえ

海外に行くには小さいトランクケースを見て

思わず聞いてしまった。




それと手荷物は

いつものビジネスバック1つだけだし…





「本当に大丈夫ですか?」



『男の荷物なんてこんなもんだよ』



「替えの下着とか
一枚多く持たなくていいですか?」



『そんなガキじゃあるまいし
お漏らしとかしねぇよ 笑』



「そ、そういう意味じゃなくて…
ただ…社長は汗かきやすいですから」



『汗かく前に脱げばいいだろ?』



「でも、風邪ひいたら…って
風邪薬は持ちました?」



『おまえって、意外と心配性なんだね』



そう言って笑うけど

私は、いつも社長の身を案じてるんですよ。



.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ミイ | 作成日時:2016年2月18日 0時

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