オレ様社長に恋をして 2 (ページ14)

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44. 奉仕しろページ14

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まだ心臓がドキドキしてる……。

っていうか……

まだ頭のどっかで

これは夢なんじゃないかって…

ベッドの上で

社長とこんなことになってる状況に

私の頭が追いつかない。

それなのに社長は

『最後までシテないだけで
おまえとは、それに近いことは二回シた…笑』

意味ありげに笑い

社長は手を伸ばすと

私のあご先を、そっと指先で持ち上げる。

それに近いこと…って、なに？

ああ、本当に……

どうして、覚えてないの？

覚えてないってことは

こんなの認めなくていい…ってことだよね。

認めるなんて、まず無理です……。

「ぜったい嘘ですっ……」

自分で自分が情けなくなりながら

私のあご先を掴んでる社長の手を払いのけた。

『素直に認めろって』

社長は瞳を細めると、私を見つめた。

認めろ…って、言われても…。

いや、でも……どうして

こういう状況になったのか……。

「まさかと思いますが…
社長、私のこと好き…だから
そういうことシたとか……ありませんか？」

本当に、本気でそう思ったわけじゃないけど。

もしかしたら…って

救いを求めて尋ねると……

『いや、全然』

短い言葉で、あっさり全否定された……。

全然ですか！？

全然、私のこと興味無いんですか！！！

『あ……でも、おまえの胸は好き』

む、胸……っ……！！！

『意外と大きいし…
柔らかくて、揉み心地良かったしな…』

オレ様社長が、こんなこと言ってる……！

こんなこと言ってる社長を見たくなかった！！

ヤダ…私…社長に胸を揉まれたの！！！

ガクッと肩を落とす私。

「なんか…なりゆきで社長と
こうなったかもしれないですけど……
とにかく覚えてないんです……
すみません……」

なんで胸を揉まれた私が

社長に謝らなくちゃいけないんだって

思いつつも

とりあえず頭を下げた。

『おまえさぁ…俺をその気にさせた責任は
どうとってくれるつもり？』

社長は私の横に寝ると

静かにそう聞いてきた。

「えっ、責任っ、ですか！？」

『とりあえず口で奉仕しろ…って
言いたいところだけど……
おまえ、経験ないから
下手クソな感じだしな……』

長い指先で私のあごをつかむと

親指で私の唇を軽く開くようにして

にやりと笑った。

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