オレ様社長に恋をして (ページ5)

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05. 服従ページ5

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ガチャ…と開いたドア。

おっきい腕時計がキラッと光り

今日も、すごーくカッコいい社長が……

『おせーよ、おまえ。』

そんな第一声を浴びせられて

身体がビクッと跳ね上がる。

「あ、あのぅ…私…今日から…
こちらでお世話になります…」

『高平 Aだろ』

「は、はい！」

『ほら、さっさとれ入って』

…と、招き入れられた部屋は。

「ひ、広っ！！！」

私の前まで、住んでいた部屋を全部足しても

このリビングにも満たない広さ……。

『トイレと風呂場はこっち。
…で、あんたが使う部屋はここ』

「ありがとうございます」

『…って、おまえの荷物コレだけ？』

「はい」

本当、笑えるくらいの荷物だよね。

「…えーと、それは…つい1ヶ月ほど前に
住んでいたアパートが火事になって
家財道具やら、日常品のものは…
ほとんど燃えちゃって…」

『今まで、どこに居たの？』

「ウィークリーマンションです」

『ふーん…』

ふーん…って、そんな興味なさそうに

言わなくても…。

『火事で、住むとこ無くなるって
マジ、ダセェな笑』

ダセェ……って、、

なんか…私が思い描いてた

櫻井社長のイメージと微妙に違うような…

『じゃあ、住むとこできて、良かったじゃん
お前さえイヤじゃなかったら
しばらく居ても構わねーよ』

「本当ですか？」

突然の優しい言葉に思わず笑顔になる私。

…だけど、次の瞬間、その笑顔が固まった。

『あぁ。その代わり、俺に服従しろよ。』

「服従…それは、どういう意味で、、、」

『言葉どうりの意味だよ。
身も心も俺に尽くせって言ってんの』

とんでもない迷路に迷い込んだような気がして

逃げ道を探すようにキョロキョロすれば

『なに、お前…
まさか、男の経験ないの？』

「け、け、経験…って/////」

慌てふためく私を見て

壁にもたれた彼が

ククッと笑い声をもらした。

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