オレ様社長に恋をして (ページ21)

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21. 説得中ページ21

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「あの…セ○レって意味違うんですか？
本当の意味…教えてもらえますか？」

「セ○レって、カラダ…ッ、ング！」

大野さんが、話そうとしてるのに

二宮副社長が、その口を押さえた。

「あの綺麗な女性は、俺の秘書なのよ」

「えっ、副社長の秘書さんですか！？」

「そう。ホントは昨夜、翔ちゃんに
届けたい資料があったんだけど…」

「はい…」

「どうしても、抜けれない会議があって」

「副社長もお忙しいですね…」

「まぁ…それなりに、いろいろね笑。」

「…で？あのぅ…セ○レの意味は？」

「あー、そこ重要よ。
よーく聞いて、ちゃんと理解してね？」

「はい」

「まずさぁ…翔ちゃんはAちゃんに
俺の秘書のことをセ○レって言ったんでしょ？」

「はい。」

「じゃあ…翔ちゃんの秘書のAちゃんって、俺にとってなーんだ？」

「……せ○レです…か？」

「ンフフ…当たり。
Aちゃん、俺のセ○レになる？」

「…私、副社長の秘書さんみたいに
綺麗じゃないですけど…セ○レになれます？」

「なれる！なれるよ！
ソコは、俺が手取り足取り…
教育してあげるから
Aちゃんは、ゆっくりと身も心も
俺に任せて…笑」

「フゴー！フゴー！！フンニャー！！！」

大野さんが、なにか言ってるけど…

たぶん、私が二宮副社長の

セ○レになることを

喜んでくれるてるんですよね？

「…って、そろそろ会議に参加された方がよくありません？
とっくに会議…始まってますよ？」

「いいのいいの。会議の書類はうちの有能な
秘書…紀子ちゃんがばっちりまとめてくれてるし、どうせ俺、肩書きだけの副社長だから」

ほー…。

美人の秘書さんは

紀子さんって言うんだ。

「あ、翔ちゃんからのお呼びかな？」

私のデスクの呼び出し音が鳴る電話を

いつものように、慣れた様子で

受話器をあげる副社長。

「あ、ダメです……！」

制止する間もなく―――。

「ただいま、Aちゃんは電話には
出れません。
イケメン副社長のニノちゃんに
俺のセ○レになるよう
説得されてる最中で、手が放せませ～ん」

一方的に早口でそう言うと

受話器を置いてしまった。

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