#番外編4 その後･･･ ページ43
とある部屋
ベッドの上でAは目を覚ます
『ん･･･』
隣にいるはずの人物は見当たらない
しかしシーツはまだほんのり暖かかった
ゆっくりと起き上がるAだが
まだまだ春には早い２月下旬
肌寒くて近くにあった白いパーカーを着る
リビングに行くとソファに座っている人影がみえた
その手には本、机には温かそうな紅茶の湯気が立ちのぼる
Aは後ろからソファにいる人物の首元に抱きつく
槙「起きたのかい?」
『うん。相変わらず睡眠時間は短いのね』
槙「少し前まではAの寝顔を眺めてたんだけどね
視線に敏感なのか起こしてしまいそうだったから」
『･･･変態』
そう呟くと槙島から離れて
キッチンへむかい珈琲を手に取る
昔は紅茶ばかり飲んでいたのが
仕事の影響だろうか、いつからか
珈琲を飲むようになっていた
槙「目覚めの珈琲はよくないよ」
『知ってるわ』
槙「なら紅茶を飲みなよ」
『習慣とは恐ろしいわね』
槙「なら直せばいい。Aの淹れる紅茶は美味しいから僕は好きだよ」
ずっと本に視線がいっていたはずなのに
いつの間にかこちらを見ながら笑っていた
『あら、私は珈琲を淹れるのも上手いわよ
聖護もたまには珈琲を飲めばいいわ』
同じように目を見ながら笑うA
そしてマグカップを持って槙島の隣に座る
『でも残念ながらココアよ』
いつもは珈琲に手を伸ばすけれど
この寒い時期だけはココアを飲んでいた
槙「そうか。そこは変わらないんだね」
Aは槙島にぴったり寄り添う
『どこかであなたを追い求めながらも
いつしか無意識に避けていたのかも･･･
でも、やっぱり手放せなかった』
まだ熱すぎるココアを少しずつ飲むA
槙島は読んでいた本を閉じる
槙「A･･･今幸せかい?」
『･･･幸せすぎるくらいよ
聖護、あなたは幸せ?』
槙「あぁ。幸せすぎて死んでしまいそうだよ」
『ふふ。何それ。あなたがそんな事いうとは思わなかった』
本を置き、槙島は紅茶を飲む
槙「それにしても･･･いつから君はﾊｯｶｰになったのかな?」
あの後、大怪我を追った二人は治療し
安静にしており、今は不自由なく動けている
だが元々犯罪係数で街頭スキャナに
ひっかかる事はないが、存在自体は
シビュラシステムに認識されてしまう
そうならない為には以前グソンが
行っていたような対応をしなければならない
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明里香(プロフ) - 22ー2話、閑念じゃなくて、観念です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20ー5話、変わりにじゃなくて、代わりにです。また、騰じゃなくて、縢です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20話、吹くじゃなくて、拭くです。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - PSYCHO-PASS男主書いてほしい (2020年2月4日 5時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ジュリアさん» ありがとうございます(/_;)不器用なんでなかなかですが、頑張りますのでどうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです〜(;_;)/~~~ (2015年7月31日 15時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2014年10月5日 23時
