#20-3 正義の在処 ページ3
【真に完成されたシステムであれば運用者の意志は問われません
我々シビュラの意志そのものがシステムであり倫理を超越した普遍的価値基準なのです】
朱「ふざけないでよっ!!何様のつもりよ!!」
【ここにいる各々がかつては人格に多くの問題を抱えていたのは事実です
だが、全員の精神を統合され調和することによって普遍的価値基準を
獲得するに至っています。むしろ構成因子となる個体の指向性は
偏った特異の者ほど我々の認識に新たな着想と価値観を齎し
思考をより柔軟で多角的なものへと発展させます
その点において槙島聖護や司狼Aの特異性は極めて貴重なケースであり
一際有用な構成員として期待されます】
朱「え?･･･い、今なんて･･･」
【司狼Aも槙島聖護同様、免罪体質者なのです
彼女はある事件をきっかけに免罪体質者とわかり
以後我々の監視下の元、育てあげてきた初の特殊事例です】
朱「そ、そんな･･･じゃあAさんはあなた達の事を知ってるの!?」
【勿論です。司狼Aはのちに我々シビュラシステムの一員となる人物です】
朱「なっ!?そんな事Aさんが望むはずない!!」
【それでもいずれ司狼Aは我々を受け入れるでしょう
あらゆる矛盾と不公平が解消された合理的社会の実現
それこそが全ての人類の理性が求める究極の幸福です
完全無欠のシステムとして完成することにより
シビュラはその理想を体現する存在となりました】
朱「っ･･･何故そんな話を私に?」
【今あなたは我々を生理的に嫌悪し感情的に憎悪している
それでもシビュラシステムの有意性と必要性は否定出来てない
シビュラ無くしては現在の社会秩序が成立しないと言う事実を
まず大前提として弁えている。正当性よりも必要性に重きを置く
あなたの価値観基準を我々は高く評価しています】
朱「秘密を守るために騰くんまで殺したくせに･･･っ」
【常守朱はシビュラシステムと共通の目的意識を備えている
故にあなたが我々の秘密を暴露して、システムを危険に晒す可能性は
限りなく低いものと判定しました】
朱「舐めるんじゃないわよっ･･･あんたなんか･･･あんたなんかっ!!」
【再確認しましょう。常守朱、あなたはシビュラシステムのない世界を望みますか?】
歯を食いしばり俯く常守
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明里香(プロフ) - 22ー2話、閑念じゃなくて、観念です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20ー5話、変わりにじゃなくて、代わりにです。また、騰じゃなくて、縢です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20話、吹くじゃなくて、拭くです。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - PSYCHO-PASS男主書いてほしい (2020年2月4日 5時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ジュリアさん» ありがとうございます(/_;)不器用なんでなかなかですが、頑張りますのでどうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです〜(;_;)/~~~ (2015年7月31日 15時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2014年10月5日 23時
