#22-6 完璧な世界 ページ19
『等価性のないものは、何の意味も効力も持たないの
あなたは･･･何も聞かずに引き金を引いて、公安局に戻ればいい
伸元と･･･朱ちゃんを･･･支えてあげて?私はもう･･･あそこには戻れない。
慎也･･･あなたには私の我侭な要求のせいで、嫌な役を与えてしまう･･･
本当にごめんなさい。でもね･･･私もあなたに殺されるなら本望だわ』
狡噛は混乱していた
どうすればいいのか、いつもなら冷静な頭も
今はどう頑張っても働かない
槙「狡噛慎也･･･僕はAを愛してる
出来れば失いたくない･･･この先も･･･。
僕も孤独は･･･疲れたんだよ」
狡「っ･･･くそ･･･」
『慎也･･･私のデバイス、持ってるわよね?』
狡「･･･あぁ。でもそれが何だ?!」
『持っていればいいの。それが鍵になる』
Aは優しく微笑んだ
『もしも私が再びこの人生をくり返さねばならないとしたら』
私のすごしてきた生活を再びすごしたい。
過去を悔やまず、未来も怖れないから』
槙「モンテーニュ･･･Aらしい
でも･･･出来れば僕の傍からは･･･もう二度と離れないでほしい
僕も･･･絶対に離さないから」
Aを後ろから抱きしめ
二人で狡噛を見つめる
槙島の金の右目と
血で見えなくなった右目を瞑り
紅い左目だけを開いて見つめるA
狡噛は二人が重なって
一人の人物を見ている錯覚に陥った
二人の間に･･･隙間は1mmもなかった
狡噛は唇を強く噛み締め
拳銃を握る手を強めた
槙島とAは微笑んでから目を瞑った
≪パァーン･･･パァーン≫
2発の銃声が･･･鳴り響いた
---------
朱「!!?」
常守は追いかけていた足を止め
ゆっくりと崩れおちた
朱「･･･狡噛さん･･･っ」
常守はその"2発"の銃声を聞いて察した
Aと狡噛がどんな選択をしたのか
朱「Aさん･･･っ」
--------
狡噛はゆっくりと右手を下ろした
狡「俺の選択は間違ってるのかもしれない･･･
A･･･お前がこの場に居なければ･･･いや
Aという人物が存在していなければ
もっと違う･･･もっとシンプルな結末になっただろう･･･」
狡噛は空を見上げた
狡「あんな告白･･･他の奴がいる前で、最後にするなよな･･･」
ゆっくりと視線を下ろす
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明里香(プロフ) - 22ー2話、閑念じゃなくて、観念です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20ー5話、変わりにじゃなくて、代わりにです。また、騰じゃなくて、縢です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20話、吹くじゃなくて、拭くです。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - PSYCHO-PASS男主書いてほしい (2020年2月4日 5時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ジュリアさん» ありがとうございます(/_;)不器用なんでなかなかですが、頑張りますのでどうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです〜(;_;)/~~~ (2015年7月31日 15時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2014年10月5日 23時
