#22-2 完璧な世界 ページ15
近くまできた常守をみて
ため息をつきナイフを地面に落とす
狡「槙島もすぐ傍にいるぞ」
朱「わかってます。あの男も捕まえます」
狡「ここで俺にワッパをかけて、あとはあんた一人で槙島を追う気か」
朱「そこまで無謀じゃありませんよ、私。それにAさんも居ますしね」
拳銃を拾い立ち上がる常守
狡噛にドミネーターを渡す
朱「セーフティは解除されたままでパラライザーで固定されてます
今のあなたにも使えるはずです。手伝って下さい」
ドミネーターを手にとる狡噛
朱「槙島はパラライザーで麻痺させるだけ。それ以上の事をしようとしたら
私はあなたの足を打ちます」
狡「驚いたね。タフになるとは思っちゃいたが･･･
まだもう少し可愛げがあってもよかったと思うぜ」
二人はAの血の後を追って走り出す
その量をみて狡噛は複雑な顔をする
-----------
槙島はAを抱っこして歩く
槙「だいぶ無茶をしたね」
『そうでもしないと、やめてくれないでしょ?』
槙「でも僕は、Aに傷がつくのは嫌だよ」
『それは私も一緒よ?』
槙「全く･･･困った子だね」
『あなたもね』
何かを言えば、自分もだと返される会話に
槙島は閑念して小さく笑った
それを見てAも一緒に笑う
二人は一台のトラックに乗り
運転席に槙島、隣にAが座る
『聖護･･･私はこのまま去りたい、あなたと。
例えそれが全ての約束を破ることになったとしても』
Aは槙島の頬に手を伸ばす
しかし突如その手を掴まれ引き寄せられる
槙「一度･･･公安局に迎えに行ったことがある」
『えっ?』
槙「でも、そこにいたAは僕の知らないAだった」
『っ･･･』
槙「迷ったよ。何があろうと連れ去ろうと決めたのに。
僕にはAが必要だった。でもAに僕は必要なのか?そう思ったんだ
あの時は僕にも落ち度はあったからね･･･
でもそれも止めた。Aに直接会ってそう思った
どんな言葉をかけられようと、拒否されたとしても
Aが居ない世界は･･･独房よりも辛い」
Aは両腕を槙島に回して強く抱きしめた
『馬鹿･･･こんな時だけ素直じゃないんだから
あなたの変わりにいくらでも私が言ってあげる
ごめんね。辛かった･･･会いたかった･･･寂しかった･････』
槙島の抱きしめる力も強くなる
Aは傷が少し痛んだけれど
槙島の痛みに比べれば･･･そう思うと我慢出来た
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明里香(プロフ) - 22ー2話、閑念じゃなくて、観念です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20ー5話、変わりにじゃなくて、代わりにです。また、騰じゃなくて、縢です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20話、吹くじゃなくて、拭くです。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - PSYCHO-PASS男主書いてほしい (2020年2月4日 5時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ジュリアさん» ありがとうございます(/_;)不器用なんでなかなかですが、頑張りますのでどうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです〜(;_;)/~~~ (2015年7月31日 15時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2014年10月5日 23時
