#20-2 正義の在処 ページ2
その数時間後、管巻の家についた狡噛
銃を片手に部屋に入るが
そこには既に息をしていない管巻がいた
その奥の部屋のドアをあけると
パソコンの画面には遺伝子組み換え麦
ハイパーオーツの畑の映像が映し出されていた
再度管巻が倒れている部屋へいき
辺りを調べ始める
狡「!!これは･･･」
机の上の一枚のハンカチを手にする
狡「一緒にいるのか･･･A」
そのハンカチを力いっぱい握り締める
------------
【以上がシビュラシステム すなわち我々についての真相です】
常守の目の前にはシビュラシステムの正体が広がっていた
ドミネーターを握りしめる常守の手は震え混乱している
朱「騰くんは･･･ここで死んだの?あなたたちが殺したの!?」
【騰秀星が生涯を通じて社会に果たす貢献とシビュラシステムの
機密漏洩の危険を比較検討し、後者の方がより重大であると判断しました】
朱「ふ、ふざけないでよ!!!何が重大だってのよ!!
槙島を裁けなかった役立たずのくせにっ!!!」
【その通り。シビュラシステムがサイコパスを解析できない
免罪体質者の発生は、確率的に不可避です
いかに緻密で堅牢なシステムを構築しようと
必ずそれを逸脱するイレギュラーは一定数で出現します】
朱「完璧なシステムが聞いて呆れるわ。こんなものが人の生き死にを決めてるなんて･･･」
【ただシステムを改正し、複雑化するだけでは永遠に完璧さは望めない
ならば機能ではなく運用の仕方によって矛盾を解消するしかない
管理しきれないイレギュラーの出現を許容し共存できる手段を講じることで
システムは事実上の完璧さを獲得します】
朱「どういう事よ」
【システムを逸脱した者にはシステムの運営を委ねればいい
これが最も合理的結論です】
朱「っ!?」
【我々はかつて個別の人格と肉体を備えていた頃は
いずれもシビュラシステムの管理を逸脱した免罪体質者でした
中には槙島聖護よりはるかに残忍な行為を行った個体も多数含まれています】
朱「じゃあ･･･シビュラって･･･悪人の脳をかき集めた怪物が
この世界を仕切ってたってゆうの!?」
【まずはじめに善と悪といった相対的な価値観を排斥することで
絶対的なシステムが確率されるのです
必要なのは完璧にして無有のシステムそのもの
それを誰がどのように運営するかは問題ではありません】
朱「馬鹿言わないでっ!!!!!」
声を荒げる常守
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明里香(プロフ) - 22ー2話、閑念じゃなくて、観念です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20ー5話、変わりにじゃなくて、代わりにです。また、騰じゃなくて、縢です。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 20話、吹くじゃなくて、拭くです。 (2022年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - PSYCHO-PASS男主書いてほしい (2020年2月4日 5時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ジュリアさん» ありがとうございます(/_;)不器用なんでなかなかですが、頑張りますのでどうぞこれからも見守っていただけると嬉しいです〜(;_;)/~~~ (2015年7月31日 15時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2014年10月5日 23時
