#13-9 深淵からの招待 ページ50
征「…お前が俺に何か相談してきた時、それは
お前にとっての悪い分岐点になるかもそれない。ってな
俺はそれはないと言った。A嬢がいるしな…と。
だが"その時に聞いてあげる保証はないし、最後に頼るのはやっぱり肉親よ"と」
宜「ふっ…あいつは不思議だ。ずっと先をわかっているように言う時がある
それでいて…何も俺たちには言わない」
征「少なくともA嬢も何か疑問を抱きながら
それでも知りたくて進んでいったからこそ分かるんだろう。
俺たちと違うのは、そんな泥沼の中を歩いてもサイコパスが曇りにくい事だ
でもまぁ…A嬢はまた嬢ちゃんとは少し違うだろうがな」
宜「…お得意の勘か?」
征「それもあるが…あの子とはお前より長く仕事をしてきた。
いつだって冷静な判断力・思考力・行動力ともに申し分ない
だが当時12歳だったんだ。大人びてるなんてもんじゃなかったよ」
宜「あいつの過去は誰も知らない。
Aの人事課ファイルも見たが…ほぼデータがない
あんたは何か知らないのか?」
征「…俺にも知らんよ。あの子は何も話さない
いや…聞かれないようにしているとも思える
まぁ、帰ってきた時に本人に聞くといいさ」
宜「あんたもAは無事だと?」
征「嬢ちゃんの話を聞いたろ?槙島とA嬢は知り合いかもしれない」
宜「あぁ…だが何処で知り合ったかもわからないんだぞ?!」
征「だがお前は、あんた"も"と言ったな。
それは俺以外にもそう思ってる奴がいるって事だろ?」
宜「…」
征「誰とまでは聞かんが、おそらく皆そう思ってるだろう」
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局長室にて椅子に座っている禾生
禾「とうとう面が割れちゃったね…後がないよ?
それにAちゃんをどうするつもりなんだろうね…聖護くん」
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明里香(プロフ) - 13ー9話、かもそれないじゃなくて、かもしれないです。 (2022年10月7日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13ー4話、ずぐにじゃなくて、すぐにです。 (2022年10月7日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8ー3話、ざらもじゃなくて、ざるもです。 (2022年10月7日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話、真相の令嬢じゃなくて、深窓の令嬢です。 (2022年10月7日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 名無し82480号さん» コメント気がつかずで申し訳ありませんー(;O;)!!名無し82480号さんのご希望に添えた形で槙島落ちになりました\(^o^)/貴重なご意見ありがとうございました!! (2015年7月31日 11時) (レス) id: 4915a855a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫苑 | 作成日時:2014年8月26日 12時