ミサキ階段12 ページ33
ミサキ階段
目の前には女性の姿。
まとわりつく人形をAが追い払うが数が多過ぎて追い付かない。
「小さな怪異が目障りね」
女性がふと踏み込んだかと思えば、Aを片手で払う。軽く見えた攻撃なのに遠方へ飛ばされるA。
「Aちゃん！」
「あーあれが噂の七番の助手ね...」
払った手を見ながら女性が呟く。
「こんなことしたって...
ミサキさんが喜ぶわけ「やあねえ」
一生懸命説得する寧々を嘲笑うかのようにクスっと笑うと"わかってるのよ そんなこと"と吐かれた言葉と同時に蹴りだされる足。
おもいっきり木に叩きつけられ、寧々の横にハサミの刃が刺さる。
「ミサキは生徒を大切にしてたもの
こんなことしたってばれたら怒られちゃうわね
でもそれでいいのよ
あたしは もう一度
ミサキに怒られたい...」
ふと寂しげに語る女性。
「そのためならなんだってするわ」
意思の強い声に終わりを感じさせる。"助けて 花子くん！！"と思わず叫ぶと女性の前に攻撃を邪魔しようと現れる白杖代。
「はいご苦労」
花子くんの声が聞こえる。
「七番？どうしてここにッ」
「こいつが教えてくれたのさ」
助けをもとめた人物が目の前に現れて"花子くん！"と呼びながらみると、そこにはボロボロの姿をしていた花子くんが立っていた。
慌ててかけよる寧々と嘲笑う女性。
「花子くん..Aちゃんが
あれAちゃん？」
寧々がAが倒れたところを見ると姿が見えない。
「Aは多分大丈夫。
それよりもヤシロは依代を...」
"それより"もと言いながらも心配そうな顔をしながら依代を探して札を外すように指示をする花子くん。
「悪いけど
お話の時間はあげないわよ」
再度ハサミで攻撃をしかけようとする女性。
「花子っ！！」
姿を消していたAが突如現れて花子くんに何かを投げる。
「ナイスA！」
投げられたものを受けとるとシュルルとそれをハサミと女性に巻き付ける。
「七番...！邪魔しないで！！」
「そーゆーワケにはいかないね」
ギチッとロープで縛って押さえつける。"A、ヤシロ行って！" だっと走り出す寧々に追いかけるように走るA。
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璃炎(プロフ) - チアさん» 嬉しいコメントありがとうございます。まだまだ初心者で右も左もわからない状況ですが頑張って更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (2020年1月29日 15時) (
レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア - とても面白かったです！更新、楽しみにしています。頑張ってください。 (2020年1月29日 14時) (レス) id: 5a536fab7c (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 暖かいコメントありがとうございます。これから気をつけていきたいと思います。本当にありがとうございました (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - 璃炎さん» いえいえ。これからは気をつけてください。そして更新頑張ってください。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: 9f177cdf01 (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 連絡ありがとうございます。外すのを忘れておりました。ご迷惑おかけして申し訳ありません。オリジナルフラグ外させていただきました。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃炎 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/lampyridae/page/1/
作成日時：2020年1月28日 8時
