ミサキ階段1 ページ22
ミサキ階段
...あなたは知っていますか
その階段の破ってはいけない
"決まり"のこと
その階段の四段目は
決して踏んではいけません
なぜなら
"あちら"に連れて行かれてしまうから
＊＊＊
「普、最近みさき階段の噂をよく聞くの」
旧校舎の女子トイレでAが普に話しかける。
「たしかに...」
「寧々ちゃんにお願いするの？」
普はAの話を真剣な顔で考え"そうだね"と頷いた。
「あんまり無茶苦茶なことはさせないであげてね。
普のことだからわかってるとは思うけど...」
「二番の境界に行くことになるからね。
ちゃんと守るつもりだよ。
だからAは大人しく待っててくれる？」
大丈夫だから心配しないでと言うように普はAの顔を覗きこむ。
「なんでよ？行くよ？」
「A...何度も言うけど
君は戦闘が出来る怪異ではないんだよ？」
困りながらも少し厳しくAに伝える普。
「接近して相手に触れるのは立派な攻撃だと思うけど...」
少し拗ねたように話すAに溜め息をつき、怒っているのか、困っているのか複雑な表情をしてAに近づき手を握る。
離れようとする手を力強く握ると、気持ちを伝えるように丁寧を言葉を吐いていく。
「俺は心配してるの。
それに...とくにAは境界に...」
普がAを説得しようとしているとバタバタと駆け足と寧々の"花子くん！！葵が行方不明なの！"と慌てた声が女子トイレに響いた。
「行方不明？」
寧々の言葉を復唱する花子くん。
先程の空気は壊れ、話題は行方不明の葵の話に変わっていった。
顔を青ざめながら現状を報告していく寧々。
そこに"花子ーーッッ！！！"と叫び、ズザザーと滑り込むように現れる光。
「源 光？」
Aが名前を呼ぶと花子くんから標的を変えたのかAに詰め寄る。
「テメーら！
うちの組の横尾と佐藤どこやった！」
Aの首もとを掴もうとする光を後ろに避けながら"テメーらの仕業に決まってやがる！！ミョーな怪談流行らせやがって！"という光の話を聞く。
"怪談"というキーワードにピクリとAと花子くんが反応する。
「なにか知ってるのか？！」
Aの肩をつかもうとする光の間に花子くんが間に入る。
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璃炎(プロフ) - チアさん» 嬉しいコメントありがとうございます。まだまだ初心者で右も左もわからない状況ですが頑張って更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (2020年1月29日 15時) (
レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア - とても面白かったです！更新、楽しみにしています。頑張ってください。 (2020年1月29日 14時) (レス) id: 5a536fab7c (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 暖かいコメントありがとうございます。これから気をつけていきたいと思います。本当にありがとうございました (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - 璃炎さん» いえいえ。これからは気をつけてください。そして更新頑張ってください。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: 9f177cdf01 (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 連絡ありがとうございます。外すのを忘れておりました。ご迷惑おかけして申し訳ありません。オリジナルフラグ外させていただきました。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃炎 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/lampyridae/page/1/
作成日時：2020年1月28日 8時
