祓い屋の少年4 ページ21
祓い屋の少年
「花子大丈夫なの？」
戦闘が終わったことを確認すると近づく A。
「んー大丈夫だよー」
一生懸命札を外そうとする光を横目でAに答える。"心配してくれた？"とおどける花子くんに溜め息をつくと光の方に向かう。
「手大丈夫なの？」
急に話しかけられた光は驚くがふと手を握り何かを隠す。
「やっぱり、君はこの霊杖の力をまるで使いこなせていない」
花子くんはAに見せないようにした手を強引に引っ張ると手を広げる。
「雷を放つ度に自分まで感電しているようじゃね」
あらわになった傷をグリグリと押さえる。
「身の丈に合わない力がもたらすのは破滅だけだよ少年」
ふと気づくと白杖代が花子くんから離れ、制服の姿へと戻る。
説教じみた花子くんに噛みつく光。
「大丈夫
焦らなくても君はいずれ優秀な祓い手になる。
それこそ俺なんかカンタンに祓えるくらいにね
期待してるよ」
光は花子くんの消されることを楽しみにしてるかようにする発言に戸惑いを感じる。
「...まぁ
今は弱っちいけどね」
ぐっと拳を握ると油断していた光の腹部を殴る。
「大丈夫？」
寧々が花子くんとAに駆け寄る。
「こーでもしなきゃ諦めてくれなさそうだったからね
丈夫そーだし少ししたら起きるよ」
「この杖...
今のうちに隠しちゃった方がいいんじゃ...
また来るかも...」
雷霆杖をぎゅっと握りしめ光の顔をみる。
「もしかして 俺のことシンパイ？」
寧々の様子に花子くんが聞く。
「あっ当たり前じゃない！
友達なんだから」
一生懸命気持ちを伝えようとする寧々に"ヤシロは人殺しでも仲良く出来るんだ"と静かに訪ねる。困ったような顔の寧々に笑顔で花子くんが"冗談"って笑うと遠くをみた。
「近々もっと賑やかになりそーだけどね」
「花子...」
最近出てきた怪異達の異変に何かを感じたのか花子くんは静かに呟いた。
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璃炎(プロフ) - チアさん» 嬉しいコメントありがとうございます。まだまだ初心者で右も左もわからない状況ですが頑張って更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (2020年1月29日 15時) (
レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア - とても面白かったです！更新、楽しみにしています。頑張ってください。 (2020年1月29日 14時) (レス) id: 5a536fab7c (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 暖かいコメントありがとうございます。これから気をつけていきたいと思います。本当にありがとうございました (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - 璃炎さん» いえいえ。これからは気をつけてください。そして更新頑張ってください。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: 9f177cdf01 (このIDを非表示/違反報告)
璃炎(プロフ) - ノノさん» 連絡ありがとうございます。外すのを忘れておりました。ご迷惑おかけして申し訳ありません。オリジナルフラグ外させていただきました。 (2020年1月28日 22時) (レス) id: c47a1168a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃炎 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/lampyridae/page/1/
作成日時：2020年1月28日 8時
