HUNTER×HUNTER 守り人少女 (ページ5)

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第２話ページ5

リ「で、なんで定食屋さん？私もお金、もう無いよ？」

只今、美味しそうな匂いがする定食屋さんの前に来ているリルナとキルア。ハンター試験を受けると聞いてキルアに着いてきたのだが・・・。

リ「腹が空いては戦はできぬ、ってやつ？」

キ「ま、見てなって」

キルアはリルナの質問にまともに答えず中へ入っていく。

「いらっしゃい！ご注文は？」

キ「ステーキ定食２人分」

ぴくっと料理人の肩が揺れる。鋭い視線をこちらに向けられ、リルナは目をぱちくりさせた。

「２人前ね。焼き方は？」

この人、目力すごい・・・。

キ「弱火でじっくりことこと飽きるまで」

「あいよ。奥の部屋どうぞ」

意味深な感じにリルナはぴん、と来た。
言われた奥の部屋へ行くと美味しそうなステーキ定食が用意されている。

リ「合言葉だったんだね」

キ「そーいうこと。せっかくだし、食おうぜ」

がたん、と音がして部屋が揺れる。どうやらエレベーター式になっているらしい。ちょうど完食したところで揺れは収まった。

リ「そういえばね、ここに来れる確率って１万分の１で、ルーキーが受かる確率は３年に１人らしいよ？」

キ「ばーか。それは常人の話だろ。おれたちには当てはまらねえよ」

リ「そーかなあ。だって、死んじゃう人もいるらしいよ？」

まあ、キルアがそんな目に遭うことはない。だって、私がそのときは代わりに死ぬんだから。それを嫌だと思ったこともないが。

地下１００階。新たな出会いが待つ扉が開かれた。