ソ ページ15
私は買い物した食材を冷蔵庫に入れて、お米を研いで、炊飯器にセットすると、冷蔵庫からビールを２本出して、俊介に見せた。
「飲む？」
「いや、」
「酔い潰れても、ここなら大丈夫じゃない？」
「そっか、そうだよな」
私の言葉に穏やかに笑うと、ビールのプルタブを開けて、ビールを飲んで・・・そのビールを飲み終える頃、俊介の唇が、私の唇が重なって・・・そのまま、すぐ後ろのベッドに倒れ込んだ。
.
.
私の部屋の狭いベッドで、俊介の温もりを感じながら、まどろんでいると、俊介のスマホが鳴って、俊介はスマホを取りにベッドを出た。
「明日・・・何しようねぇ」
私の何気ない一言に、
「・・・A、ごめん」
って俊介が急に謝った。
「え？」
「こないだの飲み会でさ、久々に会ったやつが、相談したいことがあるって言うからさ・・・明日、ちょっと行ってくるわ」
「・・・そっか」
私なんかよりも長い、地元の友達との付き合い。
俊介は、こんな優しい性格だから、きっとみんなに頼られているんだろう。
・・・それに、お互いに、友達は大切にするって約束したし。
頭でわかっていても、ちょっと残念だな、なんて思っていた私に、
「あ！でも、明日は夕方からだし。日曜は、空けてあるからさ」
「うん」
「・・・A、眠そう・・・」
「うん、眠い・・・」
「お風呂、明日にする？」
「・・・メイク落とす・・・」
そう言ってなんとか起き上がって、ベッド近くに置いてあった部屋着の長めのパーカーを羽織ると、１人でお風呂に向かった。
お風呂場に干してあった洗濯物を脱衣場のカゴにバサッと入れると、そのままシャワーを浴びてメイクを落として、タオルで体を拭くと、さっきまで干してあった下着を身に着けて、パーカーを着て、洗った髪の毛をドライヤーで乾かして、部屋に戻った。
俊介は、スウェットのパンツにＴシャツなんて姿で、ベッドにもたれて座ってた。
私が脱衣場のドアを開けた音で、手に持っていたスマホを床に伏せて隠した・・・・・・ように見えた。
「俊介、起きてたんだ」
「うん、俺もシャワーしてくる」
そう言って床に置いてあったスマホをローテーブルの上に置くと
「行ってくる」
って私と入れ違いでお風呂場に向かった。
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とも(プロフ) - でいじぃさんおはようございます。ホントの雅紀くんはどっち？主人公ちゃんの事を本気で好きなのかそれとも…(?_?)いつも爽やかでキラキラの雅紀くんが…謎多き雅紀くんで〜戸惑いつつ新鮮で楽しみです♪ (2017年10月29日 9時) (
レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます。たまにはピースフルじゃない彼もみたいなぁというところから始まったお話でした。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ＡＫＩさん» ドラマでもいい人が多いんですよねぇ。雅紀のふっと冷めた表情とか、悶絶するのに！そんな表情が見られるドラマ、私も待ってるんですよね。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ちぃさん» クリスマスプレゼントになったかしら?こんな雅紀、ドラマで見てみたい！ってとこから始まったお話でした♪ (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - つむさん» そうなんですよ、ちょいちょい黒い感じ出してたんですよ！それが伝わってよかったぁ( ´艸`)どんな雅紀にでも堕ちたい、私の願望丸出しのお話になっちゃった(笑) (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でいじぃ
| 作成日時：2016年12月19日 22時
