？ ページ14
お手洗いで取れかかった口紅を塗り直してお手洗いを出て、俊介と相葉くんの座っている席に戻った。
２人は、こないだの地元の友達の飲み会のこと？かなにかで盛り上がっていた。
「ほんと、風間、覚えてねえの？」
「マジで言ってんの、相葉くん」
「・・・どうしたの？」
「風間さ、こないだの飲み会、後半、記憶飛んでんだって！！」
「そんなに飲んだんだ」
「・・・今日は、もうやめとくわ」
そう言うと、俊介は近くの店員さんにウーロン茶を頼んだ。
俊介がウーロン茶を１杯飲み終わった頃、
「あ・・・ちょっと、ごめん」
そう言って、ポケットからスマホを取り出しながら、相葉くんが席を外して、店の外のほうに出て行った。
相葉くんがいなくなって、２人になると、
「A、ごめんね」
って私の隣に座る俊介が突然、謝った。
「え？何、突然」
「今日も、久々のデートだったのに、相葉くん来ちゃうし」
「うん・・・でも、私の知らない俊介の話も聞けたし」
って私が言うと、俊介はほっとしたように笑った。
「今日は、Aんとこ、行ってもいい？」
「うん」
そんな話をしていると、相葉くんが戻ってきた。
「ごめんね？俺、ちょっと用ができたから行くわ」
そう言って、財布から、お札を数枚出してテーブルの上に置いた。
「え？多いよ、相葉くん」
「いいって、俺、デートのお邪魔しちゃったし」
そう言って目をパチと・・・ウインク？らしきものをすると、
「じゃあ、風間、またね！」
って手をヒラヒラと振って、店を出て行った。
「じゃ、俺らも出ようか」
「うん」
そう言って、私たちも２人で店を出た。
店を出ると、俊介が私の手を取って、そのまま手を繋いで歩き出した。
「あ、明日の朝ご飯、何にする？」
「何がいいかなぁ、なんでもいいよ」
そんなちょっとくすぐったい会話をしながら、私の家の最寄駅で降りると、２４時間営業のスーパーに寄って、
「ご飯？パン？」
「ご飯がいいかな」
「わかった」
夜のスーパーで２人で買い物をして、私の部屋に２人で帰ってきた。
俊介は、私の部屋に着くと、慣れた感じに、スーツを脱いでハンガーに掛けて、畳んであった部屋着を着て、ベッドにもたれて座った。
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とも(プロフ) - でいじぃさんおはようございます。ホントの雅紀くんはどっち？主人公ちゃんの事を本気で好きなのかそれとも…(?_?)いつも爽やかでキラキラの雅紀くんが…謎多き雅紀くんで〜戸惑いつつ新鮮で楽しみです♪ (2017年10月29日 9時) (
レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます。たまにはピースフルじゃない彼もみたいなぁというところから始まったお話でした。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ＡＫＩさん» ドラマでもいい人が多いんですよねぇ。雅紀のふっと冷めた表情とか、悶絶するのに！そんな表情が見られるドラマ、私も待ってるんですよね。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ちぃさん» クリスマスプレゼントになったかしら?こんな雅紀、ドラマで見てみたい！ってとこから始まったお話でした♪ (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - つむさん» そうなんですよ、ちょいちょい黒い感じ出してたんですよ！それが伝わってよかったぁ( ´艸`)どんな雅紀にでも堕ちたい、私の願望丸出しのお話になっちゃった(笑) (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でいじぃ
| 作成日時：2016年12月19日 22時
