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店に入ると、４人掛けのテーブル席に、先に着いた俊介が座ってた。
私たちを見つけると、
「A、相葉くん、こっち！」
って笑顔で手を振る俊介。
「風間、ごめんね、急に！」
「今さら謝るなら、最初から、一緒でもいいって聞くなよ！」
って言いながら、俊介が相葉くんの肩をグーで軽く殴った。
「痛てーよ！」
「そんな強く殴ってないし！」
そんなやり取りをすると、相葉くんが俊介の向かいに座って、
「ほら、Aちゃんは、風間の隣！」
って私を俊介の隣に促した。
「A。こないだは、ほんと、ごめん」
「デート楽しみにしてたけど・・・それより、体調、大丈夫だった？」
「夜まで寝てた」
「すごい飲むんだね」
「容赦ないよ、みんな。ね、相葉くん」
「そうなんだよね〜。俺も、結構飲んだもんなぁ。今日は、そんなに飲まない！あ！すいませーん！！」
って言いながら、店員さんを呼ぶと、相葉くんは、
「ビール３つと唐揚げ！」
「ほんと、相葉くん、そればっか」
「だってうまいじゃん、唐揚げ！」
「Aは？」
「卵焼きと豆腐サラダ」
なんて注文して、出てきたビールで
「お疲れ！」
って３人で乾杯した。
「Aちゃんは、風間が二日酔いだった日、デートじゃなくなって、何してたの？」
「ジム行ってた」
「そうなんだ、どこのジム行ってるの？この辺？」
「そう、すぐそこ」
「じゃ、仕事終わりにも行けるね」
「そのつもりで会社の近くにしたのに、仕事終わるの遅くて、平日は全然行けないけど」
「風間はジム行ってないの？」
「まあね、相葉くんは行ってんの？」
「うん、時間がある時はね、行ってるよ。風間も鍛えないと、そろそろお腹も出て来るんじゃねーの？」
「だよなぁ」
そんな会話をしながら、飲んでたんだけど・・・さっきから、テーブルの上に置いてある俊介のスマホが何度も震えているのに気が付いた。
「俊介、いいの？」
「何が？」
「さっきからずっとスマホ、震えてるけど」
「・・・あー、うん。ちょっと確認したほうがいいなぁ」
曖昧な返事をすると、テーブルの上のスマホを手に取ったから、なんとなく隣にいないほうがいい気がして、
「私、お手洗い行ってくる」
って席から離れた。
.
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とも(プロフ) - でいじぃさんおはようございます。ホントの雅紀くんはどっち？主人公ちゃんの事を本気で好きなのかそれとも…(?_?)いつも爽やかでキラキラの雅紀くんが…謎多き雅紀くんで〜戸惑いつつ新鮮で楽しみです♪ (2017年10月29日 9時) (
レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます。たまにはピースフルじゃない彼もみたいなぁというところから始まったお話でした。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ＡＫＩさん» ドラマでもいい人が多いんですよねぇ。雅紀のふっと冷めた表情とか、悶絶するのに！そんな表情が見られるドラマ、私も待ってるんですよね。 (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - ちぃさん» クリスマスプレゼントになったかしら?こんな雅紀、ドラマで見てみたい！ってとこから始まったお話でした♪ (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - つむさん» そうなんですよ、ちょいちょい黒い感じ出してたんですよ！それが伝わってよかったぁ( ´艸`)どんな雅紀にでも堕ちたい、私の願望丸出しのお話になっちゃった(笑) (2017年1月11日 16時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でいじぃ
| 作成日時：2016年12月19日 22時
