Black Look. Ⅱ (ページ27)

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さくら「で？？説明してもらおうか！」

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退院した次の日は

学校とバイトをお休みさせてもらった。

すると突然、さくらが美奈子さんを連れて

家に押しかけてきたのだ。

そして私は今、病院での

永瀬とのことを問い詰められている。

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さくら「なーんであんな抱き合って寝てたの！」

と、凄い勢いで聞いてくる隣で

なぜか美奈子さんも目を輝かせている。

『私が眠れなかったから…、』

さくら「から、何…っ？！！」

『…、それだけ。』

さくら「ぜぇーーーったい嘘！白状しろぉ！！」

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結局、バレてしまった。

永瀬に好きだと言われたことも、

キスされたことも。

自分もその気だったとは、

恥ずかしすぎて

口が裂けても言えないけれど。

美奈子「じゃあ、廉と付き合うのっ？♡」

『…？、いや…付き合おうとは言われてない…』

「「はぁああー？！」」

なぜか意気投合しまくりのさくらと美奈子さんは

永瀬に対して文句を垂らしている。

美奈子「ちょっと私廉に言ってくる…っ！」

『いやいや！！いいですから…っ！！』

さくら「なんで！このままでいいの…っ？！」

『私も自分の気持ちは伝えなかったし…』

さくら「えー！勿体ない！私だったらあんな

ハイスペックすぎるイケメン、掴んで離さないわ。」

『いや、さくら彼氏いるでしょ。笑』

さくら「ああ…、昨日別れた。」

『「えええ～！？！？」』

美奈子「じゃあ、廉の友達紹介させるわ♡」

さくら「えっ♡ほんとですかぁ！！♡」

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人の家に上がり込んでは

盛り上がりまくる２人のそばで

私はやっぱり、

永瀬のことで頭がいっぱいだった。

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