Black Look. Ⅱ (ページ20)

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俺は、飛び込んできた光景に

目を疑った。

『………、、、っ……！！』

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下着姿のAが

３人の男たちに囲まれて

今にも犯されそうになっていたのだ。

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『Aのこと離せや…っ！！！』

湊「やだなぁ～、そんな感情的になっちゃって」

さっき電話越しに聞いた声はコイツやったんか。

でも俺は、コイツのことを知らなかった。

…誰やねん、コイツ。

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湊「Aちゃんをどうするかは

永瀬くんの、態度次第ですよ？？笑

…ま、でも。君を苦しめるなら

このまま彼女を犯してあげた方が

効果は抜群、ってとこですかね？笑」

「…っ、、、やだッ！やめて…っ！！！」

『、、、っ……』

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この場でひとり

口を開けて大笑いしているコイツの神経を

俺は全く理解できない。

そして何より、

「…っ！離して…っ！ヤダっ…！」

と、抵抗するAの声を聞くだけで

俺のメンタルは崩れ落ちてしまいそうだった。

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『…何が目的やねん。』

湊「お、や～っと、

自分の今の状況がわかったみたいですね？笑」

『良いから早よ言えや……ヴッ…』

湊は1発、俺の脇腹に蹴りを入れた。

湊「そんな口の利き方して、良いんですか？笑」

『…ヴッ』

「…えっ！！ヤダッ、永瀬っ！」

湊「一回でもやり返せば

だぁ～いすきなAちゃん

どうなるか知らないよ？笑」

「お願いっ…湊くん、、、やめてっ」

『…ヴッ…、、、』

コイツを止めようと叫ぶAのそばで

俺は黙ってやり返すこともなく

ただ殴られ、蹴られ続けるしかできなかった。

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