Black Look. Ⅱ (ページ17)

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JIN side…
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廉が部屋を飛び出して

その場に取り残された俺たちは

5人とも、唖然としていた。

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岸「…っ！？今のなに？！？！」

『なんであんなに焦ってたんだろ』

海「Aちゃんになんかあったんじゃ…っ！」

すると、玄樹が廉の部屋から

廉が忘れて行った携帯を持ち出してきた。

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履歴を見てみると

知らない番号と通話した記録と

"湊悠馬" のアカウントから

縛り付けられたAちゃんの写真が

送られてきていた。

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紫「…はっ！？！？」

『…ここに、ひとりで向かったってこと？！』

海「…っ、、どうしよ…っ、Aちゃんが！」

岸「とりあえず、俺らも向かおう…！！」

玄「そうだね…っ！って、場所わかるの？！」

岸「いや…わかんねぇ。」

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くっそ、なんでアイツ携帯置いてったんだよ。

…もしかして、

ひとりでAちゃんを助けるため？

廉にGPSでも埋め込んでおけば良かった…

と、今更後悔したって遅い。

俺らも何かしら手を打たないと。

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海「…ていうかこの湊ってヤツ

最近やたらとAちゃんに構ってた男じゃん。」

玄「…え、そうなの？

調べたら、その港ってヤツの父親

廉のお父さんの会社リストラされてるよ。」

『もしかして、それで逆恨み…？』

岸「…まじかよ。」

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逆恨みで

関係のない2人を巻き込むなんて

…許せない。

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結局、

運良く紫耀の親父さんのコネで

湊悠馬の携帯の位置情報から

居場所特定して貰うことができて

俺たちもその場所へ急いだ。

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…JIN side