Black Look. (ページ8)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:149,668 hit

008 ページ8

▽

.

距離の詰め方が物凄いスピードの高橋くんは

目の前にあらわれた瞬間から

ずぅ～っとヘラヘラと笑っていて

頭のネジがいくつか外れているようにも見えた。

こちらの力まで抜けてしまうほど…。

.

.

「お前、何こんな女にまで媚び売ってん」

そんな中、

この超絶無愛想は残念イケメンは

どうも人をムカつかせるのが得意らしい。

.

『こんな女って…』

「どーせ俺らに近付きたくて来たんやろ」

『…は？』

「女はすぐそうやって媚び売って」

『…何言ってんの？』

「何？相手欲しいんちゃうん？」

『…は？』

「遊んだってもええで？ちょうど暇やしな。」

海「え、、、廉、どうしたの？」

『…さっきから何言ってんの？』

「俺の部屋ベッドあるし。」

『だから、？』

「淫乱女にはお似合いの遊び場やろ」

『…っ？！』

.

_______ﾊﾟﾁﾝｯ‼

私の手にヒリヒリとした痛みが走り

目の前には手で頬を押さえているソイツ。

.

「イッタ！なにすんねん！」

『バカにしないで！

その辺の尻軽女と一緒じゃない！』

誰がコイツなんかと戯れてやるか！！！

気色悪い！！！

.

「…お前、もう二度と俺の前に出て来んな。」

『私だってアンタなんかに会いたくないわ。』

.

一戦を交えて、

永瀬廉は６つあるうちの１つの部屋へ入り

_______ﾊﾞﾀﾝｯ‼

と大きな音を立てて扉を閉めた。

△