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JIN side...
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あまりにも衝撃的すぎる事実に
俺たちは３人揃って口を開けたまま固まった。
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それから、
彼女と廉との間に何があったのか
事細かに聞いてみれば
数日前、廉が学校に来れたあの日
アイツが無駄に元気だった理由がよくわかった。
紫「廉のやつ、何やってんだよ。」
『でも、連絡も付かないんだよ。』
「…ふっ(笑)やっぱり、遊ばれちゃったかな。」
自分を嘲笑うようにして
必死に自分の気持ちを
誤魔化しているようにも見えるAちゃんは
たぶん、結構傷ついてるんだろう。
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紫「それはないと思うよ。アイツ不器用だし。」
そんなAちゃんに
紫耀は、今まで廉が
誰にも話そうとしなかった事を
内緒で彼女に明かし始めた。
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紫「廉の母親はさ、廉がまだ小さかった頃に
他所に男作って出てっちゃったんだよ。
それから、おばあちゃんと暮らしてたけど
寂しいって、愛に飢えた気持ちが
どこかでずっともがき続けてたんだと思う。
厳しい父親の元で、自由な行動も許されずに。
俺らは、こんなにも馬鹿なことしてるのにさ。」
1番付き合いが長いからこそ知る
廉の隠してた姿。
実は俺も、初耳だった。
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でも、そんな紫耀の話を
真剣に聞いてくれるこの子を見て
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ああ、、、
だから廉は、この子なんだな。
と、心にスッと落ちるものがあった。
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…JIN side
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作者名：Raine. | 作成日時：2020年5月24日 1時
