Black Look. (ページ25)

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…やっちゃったよ、、、

今日は朝から

色んな場面でチラチラと見られては

噂話をされている様子。

あんなにも堂々と

あの永瀬廉に啖呵切ったんだから

当然っちゃあ当然なのかも。

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安物のお弁当箱に質素なサンドイッチ。

中庭で、ひとり寂しく頬張る。

慕ってくれる人が居るなんて

それだけで幸せ者じゃない…

昔からあまり

友達の輪に馴染めなかった私は

チヤホヤされるあの人たちが

本当は…少し、羨ましかったのかも。

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「Aちゃん？」

不意に名前を呼ばれて視線を上げると

そこには、美奈子さんが立っていた。

『美奈子さん…！！』

…今日も素敵すぎる。

「あっ！このサンドイッチもーらいっ！」

無邪気な姿は初めて見た。

けど…

可愛すぎる。

私の見栄えもクソもないサンドイッチを

美味しいと言って微笑んでくれる。

この人は、周りの人を笑顔にする天才だと思う。

私も自然に笑顔になる。

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『あれ？どうして美奈子さんがここに…？』

「ん？ちょっと弟に用があってね～」

『…弟？』

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