Black Look. (ページ14)

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「で？キンプリとやらはどうだったの？」

と、ウキウキした表情で

前のめりに聞いてきたのは

私がアルバイトをする

セレクトショップ "Choette" の店長。

「私も聞きたいんだけどぉ～」

私の唯一の親友であるさくらも

なぜか"アイツら"のことは知っていて。

『…なんで知ってるんですか？』

店長「そりゃあ、この界隈じゃあ有名でしょう」

さくら「やっぱりイケメンだった？笑」

『…、、、顔だけね。』

と、

私はあからさまに嫌な顔をしていたらしい。

店長「え？A…すごい顔になってるけど。笑」

『やっっっぱり！性格はさーーーいあくだった！』

さくら「ええ！そうなの？

女の子には優しいって聞いたんだけどぉ！」

『ああ、他の奴は知らない。けどあの永瀬って奴…』

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煌びやかな雰囲気とは全く対照的に

地獄かと思われたあの最上階での出来事

思い出すだけでハラワタが煮えくり返りそう…！怒

『十円ハゲにして歯抜いたろか！！！怒』

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さくら「え、なんで関西弁？笑」

店長「…なんかあったの…？笑」

さくら「…そうみたいですね。笑」

と、隣でコソコソと話す2人の会話は

すでに煮尽くしてしまっている私には

全くと言っていいほど聞こえていなかった。

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