要らない子 61人 ページ16
トド松「でしょー?やっぱおそ松兄さん頼りになるわー」
おそ松「お?だろ?まぁいいアイデアありがとな!」
盛り上がる2人に慌てて割り込むチョロ松。
チョロ松「ちょちょちょ、何勝手に話進めてんだよ!」
おそ松「え?」
トド松「ん?」
チョロ松「すっとぼけんな!そんでその澄んだ目をやめろ!」
それからチョロ松は一旦落ち着く様に息をつき、話し始める。
チョロ松「お前ら何言ってんのか全っ然分かんない。そもそも監視って何?十四松がドブ川泳いでるときも海辺で一万回以上素振りしてる時も、ずっと見てるって訳?まずそれを誰がやるかだよね。十四松だって馬鹿じゃな──いや馬鹿だけど、流石にずっとくっついてられたら気づくでしょ?ちゃんとそこから全部考えて決めてんの?」
後半位からカラ松の頭の上に疑問符が飛んでいたがそれは見なかったことにしようか。
トド松「あーもう」
トド松がやれやれといった様子で溜息をつく。
トド松「だからー、十四松兄さんが家にいて1人だったりアイツと一緒だったり、そういう、なにか分かりそうな時だけだよ。四六時中 十四松兄さんと一緒にいたら……もう、ね」
どうなるかは言いたくないし誰も触れたくないのだろう。
一松「…俺は別に、良いけど」
おそ松「お、いいのか一松?もっちろんお兄ちゃんは賛成だけどな!」
トド松「僕もだよー」
十四松の相棒である一松が賛成して、2人も不服そうだが手を挙げた。
チョロ松「…もう、それでいいよ」
カラ松「……………ああ、そうしよう」
おそ松「んじゃあ決まりだな!お前ら明日からちゃんと見とけよー?」
「はーい」
会議終了の合図の様に弟達が返事をする。
────────たった1人を除いて。
カラ松「……………」
986人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年4月2日 23時