【刀剣乱舞】ブラック？気の所為じゃないかな

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新撰組の刀二人に連れられきたのは審神者部屋。








特に何があるわけでもない、何とも殺風景な部屋だ。







その真ん中に座らされ、結界を張れと言われ、張ると





訪れた沈黙。






別にこの沈黙は苦ではない。






寧ろ心地いいくらいだ。





けれど相手はその様に思っていなかったらしく








「ねぇ、何でさっきあんな悲しそうな顔したの？」







話を振ってきた。





悲しそうな顔？してないよ。





俯いた時にしたのかもしれないが、





私は、そんな顔してない。







ぐっと下唇を噛んで感情を抑え込む。




喋るな、動くな、声を出すな。







これは前の本丸にいた時に言われた言葉。





私が喋るとカンに障る、と。






さっきの、大広間での出来事は単なる私の不注意。




声を発して言葉を出してしまった。






「は？お前、何言っ」




それに、ここはブラック。





審神者に興味を持つこと自体が珍しい事だ。




それは大和守安定もわかっていたのだろう。




加州清光を制す様に出された声と言葉は一瞬のうちに呑み込まれていた。






……え、なんで？




そこ言うところだろ、なんて悪態をつくも喋る事は無い。





ぐっ、と膝の上で拳を握り締める。





掌から血が出るのではないかと言うほどきつく。






「……ねぇ」





すると何を思ったのか今度は大和守安定が私に声を掛けてきた。






あぁ、何をされるのだろう

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