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高級ホテルのスイートにはおべっかのための料理がこれ見よがしに並んでいる。
ギラギラと輝くシャンデリアの光は大理石の床で反射して部屋中を満たしていた。
おまけにガラス張りからは夜景も見えるの恐ろしい。
一澄はニコリと笑って、今日の会食という名の駆け引き相手を人のいい笑顔で迎えた。
『貴方と会うのを楽しみにしておりました。
これから先は長い付き合いになるでしょう。
この会食を機に友好関係を築けると幸いです。』
異能解放軍の新たな指導者。
異能解放軍設立者デストロの実息子にして四ツ橋家現当主殿。
四ツ橋力也殿。
かの指導者の血を引く新たな指導者は目の前の彼女をジッと見つめた。
四「こちらこそ。お会いできて光栄ですよ。
初代AFOの正統なる後継者第2代AFO殿。」
二人は慎重に握手を交わすと向かい合って座った。
互いの用心棒が睨み合っている。
ピリピリとした空気が針のようで痛々しい。
四「いやぁ。あのハ斉會の若頭、オーバーホールでしたかな。随分と景気がよろしいことで、全く我々の出る幕がございませんなぁ。
貴方といえば敵連合のパトロンの役を先代殿から引き継いだらしいではありませんか？」
にこやかな口調だがその瞳は粗探しに必死だ。
あぁ、恐ろしい。
『AFOという深淵に覆われているべき存在が社会に認知されてしまった今、警察もヒーローも私を随分と警戒していらっしゃる。
��協力者��が各部門にいると言えど、派手なことはできない。
先代から引き継いだ役割を粛々こなすくらいしかやることがないのですよ。』
お互いに大変ですなぁ。
クスクスと互いに笑い合う。
四「さて、我々は近々アクションを取るつもりでいる。貴方もよく考えた方がいい。」
駆け引きと同意を求める色を含んだ視線に気を引き締めて、彼の瞳を見つめる。
四「AFOの力を失った敵連合はただの弱者。
それに比べて、我々の異能解放軍は精鋭揃い、経済的余裕もたっぷりとある。」
肩入れすべきはどちらの方か、
貴方もよ〜くお分かりでしょう？
いやとは言わせない彼の言葉に一澄、いいやAFOはクスと微笑んだ。
『四ツ橋殿、我々は敵連合と友好関係にあるが、同盟関係という訳ではない。
シンプルに説明すると金の貸し借りの関係のようなものだ。
我々は貴方達の行動に一切干渉するつもりはない。』
だが、もしも私の立場を完全に貴方達側に着かせたいのなら。
敵連合よりも優れているということを実力を持って示しておくれ。
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かむかむ(プロフ) - Tyrant-unknownさん» リクエストありがとうございます！楽しんで貰えると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月29日 23時) (
レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant-unknown - お久しぶりです。またで申し訳ないですけどリクいいですか？弔くんと夢主ちゃんの恋人同士みたいなのがいいです。お願いします。名前が長ければTyrantでいいです。 (2019年4月29日 22時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月4日 21時) (レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
unknown - リクエスト受けてくださりありがとうございます。面白かったです。 (2019年4月4日 6時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - unknownさん» リクエストありがとうございます！楽しんで貰えると嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月3日 22時) (レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむかむ | 作成日時：2019年4月3日 0時
