もしも爆豪少年が幼馴染を救いたかったら【MHA】

unknownさんからのリクエスト・カップルな二人 ページ3

二人はカップル。

『勝己！ねぇねぇ勝己ってばぁ！』

構って、構って、とゴロゴロと爆豪の部屋を転がり回るのは最近付き合い始めたばかりの幼馴染でクソデクの姉、一澄である。

爆「で、お前、なんで俺の部屋いるんだ？」

『え？そりゃ。一応、私、貴方の恋人なんでしょ？変なことしないように見に来たのよ。』

可愛らしい顔と声で恐ろしいことをサラリと口にする恋人に爆豪はブルリと震えた。

『ほら？勝己って、敵に襲われ体質じゃない？
だから、警備も兼ねてね。
とりあえず、カ○ログ入れておきましょうか？』

説明しよう！カ○ログとは！

彼氏の携帯端末にアプリをインストールする事で
バッテリー残量もわかるため、充電切れちゃった的言い訳もなし！24時間君の居場所が丸わかり！

通話記録もリアルタイムで把握可能！
もう、浮気なんてさせない！

彼がどんなピンクなアプリをインストールしてるかもわかる、優れもの？アプリだよ！！

爆「んなもん、入れるか！って、入れるなぁ！！」

爆豪のパスワードを難なく入力し、カ○ログを鼻歌混じりでインストールする可愛い恋人に勝己は絶叫した。

『え？入れないの？』

キョトンとした顔の一澄に爆豪はハァと溜息を吐いた。

爆「いや、なんでお前の中で恋人のスマホにカ○ログ入れんのが常識化したんだよ？」

コイツは恋人に対する執着が薄い。
一澄が付き合ってきた男は揃いもそろって不良でチャラ男であった。

その形態もお互いに自然崩壊するまでそのまま続けるというスタンスであった。

『え？だって、出久が恋人できたらカ○ログ入れるのは当たり前って・・・』

あんのクソデクがぁぁぁ！！

って、しかし、今までコイツが彼氏の動向をこまめにチェックしているのは見たことがない。

『え？だって勝己は恋人じゃない？』

勝「は？今までにもいたじゃねぇか？敵と繋がりあるとかいう奴とか。」

『あぁ、あの人たちは。』

パトロンとかの類よ。

キャハ、と楽しそうに笑う一澄に爆豪はボン！！と凄い音を立てて爆破を起こした。

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