宣戦布告 ページ5
「ねぇ！カツキ！！降りてきなさい！！」
ババアの叫び声に目を覚ます。何時だと思ってんだ。もう夜の12時だぞ。
不機嫌にドスドスと階段を降りるとそこには、心配そうな、デクと、デクの母親がいた。
「勝己くん！Aがいなくなったの！！どこにいるか知らない！？」
は、
背筋が凍り、身体から体温が奪われていく。卒業式後のやりとりが蘇る。
「A、卒業式終わって返ってこないんだ！かっちゃん知らない！？」
「っ、」
最悪だ。俺のつまんないプライドのせいで、アイツ。
「おれっ、！！」
言いかけた言葉は着信音に遮られた。デクの携帯が鳴り響く。
「A！？今どこにいるの！？」
デクの必死の呼びかけに携帯のスピーカーから気まずそうな声が聞こえてくる。
“渋谷・・・“
はぁ〜〜〜！？！？！？！？
“その、公園で仲良くなった男の子が連れて行ってくれて・・・“
俺はデクからババアやデクの母親の目も気にせず携帯を奪って怒鳴った。
「テメェふざけんなや！？拗ねて東京！？初対面の男について行っただ！？いい加減にしろや！！
真面目なだけが取り柄だろうが！？」
Aの息を飲む音が聞こえた、謝罪の言葉を期待したが、
返ってきたのは少し、高い少年の声だった。
“あんたが噂のかっちゃん？ラブレター破った“
ちょ、万次郎くん！！とAの声を気にせずそいつは続ける。
“あんたのやったことに比べりゃAちゃんなんて可愛いもんだろ。心配しなくても俺がちゃんと明日には家まで送り届けるよ。
俺はあんたと違ってちゃんと女の子に優しくできる男だから。"
「あ゛？テメェ誰だ？」
"俺は無敵のマイキー。
おい、もう二度と俺の女泣かすんじゃねぇぞ？
もし、次があったら、“
殺す。
冗談でもなんでもない恐ろしすぎる声に俺は一瞬言葉を奪われた。
“そういうわけだから。じゃーね。かっちゃん。"
ガチャ、一方的に電話を切られ、一同は真っ青になっていた。
「上等だ！！ぶっ殺してやるよ！！！！」
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46猫(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ (5月10日 19時) (
レス) @page19 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - あぁ…。神ですか？天使ですか？マジでおもろすぎです！！続きィ！続きが気になりすぎる…。無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年10月30日 18時) (レス) @page24 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 神いいいいいいいいいいい！！！！！！！！この小説だけで生きてられる！！！！！！！！！幸せ！！！！！！！！！！！！！！ありがとう！！！！！！！！！！！！！！ (2022年10月21日 21時) (レス) @page23 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます。気まぐれ更新なので執筆意欲が湧いたときにザッと書く感じなのですが、なんとか完結まで持ってけるように頑張ります。 (2022年10月16日 0時) (レス) id: 200c6d8890 (このIDを非表示/違反報告)
極ちゃん - 私の好きな作品達っっっっっっっっっ！！！！！！！！！！！！！続き見ます！！！平和軸なのも嬉しいです！！！！！！！たけみっち感謝！！！！！かむかむさんありがとう！！！！！！！！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page14 id: eab1618b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむかむ | 作成日時：2022年1月28日 3時
