緑谷妹、マイキーに恋されまして。【ヒロアカ】×【東京卍リベンジャーズ】

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え、と。

暴走族の総長といえば、ゴツい！デカイ！マッチョ！ってイメージだ。

万次郎くんを想像してみよう。笑顔とちょっぴり子供っぽいところが魅力の可愛い年下の男の子。

イザナさんを想像してみよう。アジアンビューティの華奢な少年。マッチョ！っていうかスリムでモデルみたい。

『え、ぇぇぇぇぇぇぇ！？！？！？！？』

目が飛び出すほど驚くAにイザナははぁと呆れたため息をつく。

「うるせー。まあ、そういうこった。怖いか？」

じっとイザナさんを見てみる。

『怖くないです。だって、二人とも優しいし、そんな大きなところの総長できるってことは逆に怖い人たちにも慕われるくらい良い人ってことですよね？

私にはとてもできないです。ちょっぴり驚いちゃったけど。』

えへへと笑うAにイザナは本当に嬉しそうに笑った。

「ありがとうな。よし！エマキレるしさっさと飯食いに行くか。行くぞ！A！」

「はい！イザナさん！！」

いつのまにか親しくなった二人が笑いあっている様子にマイキーはほおを膨らませる。

「オレを差し置いてずるいぞ！！」

「嫉妬はかっこわりーぞー。マイキー。」

「もう！遅い！早くご飯食べるよ！！」

はーい！。

元気な声と共に味噌汁のいい香りが漂う。

幸せの団欒の中、イザナはゴクンとご飯を飲み込むとなんでもないことのように言った。

「つーことで、Aちゃん。今日から一人で登下校しちゃダメだかんな。危ないから。

でも、俺もマイキーも雄英と方向違うから、俺の信頼できる部下にボディーガード頼むね。」

『え・・・？』

そんなイザナにマイキーは顔を顰める。

「部下ってカクチョーだよな？まさか、あいつらじゃ」

「バカ言うな。カクチョーは横浜の中学通ってんだろ。」

「チッ、じゃあ“あの兄弟" かよ。A変なこと言われても気にすんなよ！！

アイツら女の子にはみんなに変なこと言ってるから！」

14→←彼らといるということ

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