相澤せんせーとツンデレ奥様【相澤消太】 (ページ20)

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一方、その頃、オールマイト宅。

「俺が！何を！したって！いうんですか！」

酔いすぎてだるまに向かって叫ぶイレイザーに諌める白雲アンドオールマイト、無言でビデオを撮るプレゼントマイクという妙な構造になっていた。

相澤慰め会には人が多い方がいいとのことでたまたま休みだったオールマイトにも声がかかったというわけだ。

「んー、Aさんが浮気かぁ。でもそれは考えにくいんじゃないかなぁ？」

控えめに申し出たオールマイトを相澤はギロリと睨む。

「だって、アイツ、高校の時、俺のこと振って、あの核弾頭性悪魔王と付き合ってたんですよ？」

「ちょ、君、オールフォーワンのこと、そんな風に呼んでるの？否定はしないけど、それなら尚更ないんじゃない？」

わけがわからずイレイザーは疑問符を頭に浮かべた。

「なんでです？」

「だって、アイツいくつだと思う？百歳以上だよ。そんな歳上どころかもはや要介護老人こしてミイラみたいなのをストライクゾーンに入れられるならおっさん嫌だとはならなくない？」

確かに。それもそうだ。むしろ、Aは面倒を見てもらわなければ生きていけないという性質上年下は向かないはずなのだ。

いや、逆に考えろ。

「自分を犠牲にしてでも愛したい相手？」

その台詞にブゥー！！っと一同が吹き出す。

「なんで笑うんですか！？」

そして、3人は酒瓶を振り回し始めた相澤を一晩じゅう制御する羽目になったという。