プロローグ ページ1
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運命は、いつだって残酷だった。
物心ついたときから、青い瞳をもつ私は周囲から酷い差別を受け続けて、懸命に私を庇い続けてくれた両親が亡くなった十六の冬、ついに私は村から追い出されてしまった。
何も知らないお金も持たない子供が生きていけるほど世界は優しくなく、あっという間に飢えにより動けなくなってしまった私が、あとは死ぬのを待つだけという虚しく辛い時間を過ごしていたとき。
「青い瞳」
なんでそんなに綺麗な身なりの人が、こんなところにいるの。
言葉にならない問いかけは口から吐き出されるだけの空気となって消えて、私が目だけを動かして声の主を視界にうつすと、血のような紅い瞳と目が合う。
「美しい瞳だ」
そのまま唇を塞がれゆっくりと口内に流れ込んできた温かな液体を、私は貴重な水分だと思い貪りつくように飲み干した。
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チーズ(プロフ) - レインさん» 受験頑張ってくださいね!!! (2020年5月18日 17時) (レス) id: eb72564922 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ(プロフ) - レインさん» レインさんー!お久しぶりです!実はあれ、消してしまったんです、、非公開にできないみたいだったので(;ω;) (2020年5月18日 17時) (レス) id: eb72564922 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - チーズさん!オチ誰にするアンケートに飛べなかったんでここでいいます!長男がいいです!29話の長男にやられたっ・・・!ものすごいお久しぶりですね!今年受験生なもので! (2020年5月18日 17時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ(プロフ) - レインさん» 良かったです(笑)これからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年1月15日 20時) (レス) id: eb72564922 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - チーズさん» 許します。(*^∀^*)←なんで上から目線やねん。 (2020年1月13日 20時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チーズ | 作成日時:2019年12月21日 15時