小さな悪魔【吹雪士郎】 (ページ4)

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「どう思いますか、鬼道さん！」

「...どうと言われてもな」

私は思い切って吹雪くんのことを鬼道さんに相談してみた

(さすが鬼道さん、私たちが付き合っていないのはお見通しだったらしい)

「吹雪がお前を弄ぶことはないと思うが」

「えぇ！なんで分かるんですかっ？」

「いや、あくまでオレの推理でだな.....その前にA、」

鬼道さんが何かを言いかけたのほぼ同時に_目の前に吹雪くんが現われた。

「ちょ、吹雪くん！？どこから聞いてた！？」

「鬼道くん、ちょっとAちゃん借りるね」

「...あ、あぁ。好きにしてくれ」

私の話スルーですか？？
そして鬼道さん、好きにしてくれって...ヲイ

＊＊＊

「Aちゃんって目を離すとすぐ浮気するからなぁ」

そう言って私の腕を掴んだままスタスタと歩く吹雪くん。

「浮気をした覚えはないんだけど...」

まず付き合ってもいないが。

「じゃあ鬼道くんとなに話してたの？」

「そ、それは...」

やっぱり言えないんだ、としゅんとしてしまった吹雪くん。た、垂れたうさぎの耳が見える...！(幻覚)

「妬けちゃうな」

「へっ？」

「鬼道くんとAちゃん、仲良しだから」

さらにしゅん、と効果音が着きそうなくらい小さな声で言った吹雪くんは俯いて表情がわからないがとても哀しそうのはわかる

「ふ、吹雪くん、」

「...」

返答がなく不安になった私が吹雪くんの顔をのぞき込んだ、＿＿瞬間

ちゅ、っと一瞬ふわふわの吹雪くんの唇が、私の唇に触れた

「ふふ、ごちそうさま」

ぺろり、と吹雪くんは舌舐めずりをして。

「な、ななな ... っ！」

状況を理解したときにはもう遅かった

( はめられた.......！！！)