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「黒の暴牛団にも行ったんですか？」
「貴重なご意見いっぱい頂きました。見ますか？」
Aの体力がアレなのでゆっくり歩くことにした2人。
Aはポケットからメモを取り出してユノに見せた。
メモには本当に、本当にたくさんのアイデアがあった。
最初の項目にある“ノモイモ”はほぼ確実にアスタのだろう。
その下にある“漢らしくてイカす”というのはよく分からなかった。そもそも主語がない。
次の“生死を賭けた血みどろの戦い”はおそらく魔宮のときのアスタの先輩だろうと結論付けた。
メモの次のページをめくると一つ目には女性らしい字で書かれたものが目に留まったが、その内容を見て即座にメモを閉じた。
「……“美味しいゴハン”か“小物”ですね」
「さっきの謎の間は何ですか」
ユノは彼女の疑問には答えずにとにかく必要以上にメモを見ないように言った。特に2ページ目。
彼女の様子を見る限りリボンがどうのこうのと言うことの意味は分かっていないだろう。いや自分もよくわからないがまともではないのは分かる。
想像なんかしてない断じてしてない絶対してない。
しばらく歩くと、Aは1つの小物店の前に足を止めた。
高級感が漂うわけではなく、良く言えば落ち着く雰囲気のある店だ。
「ここ来たことあるんですか？」
「何回かウィリアムさんと来たことがあります。小物だったらここが一番いいんじゃないかと思って」
確かに落ち着いた雰囲気がウィリアムとAに似ている。Aはたまに落ち着かないところがあるが。
店のドアを開けると、カランと可愛らしいベルの音が鳴った。
小物店といってもその種類は豊富で、生活用品や便利グッズ、魔導具までもあった。
「……うん決まりました！」
「早いですね」
「私よく迷うことが多いですが今回はウィリアムさんなので別です」
実際彼女はよく迷う。
この前なんておやつはクッキーにするかカップケーキにするか迷っていた。
そしてランギルスに「前はカップケーキだったからクッキーにすれば？」と言われて決めた。
今回は彼女の1番大切な人のことなのであまり迷わなかったらしい。
店から出ると、彼女は2つある袋のうちの1つを取ってユノに渡した。
「今日はありがとうございました」
これはお礼ですと言われてユノは袋の中を見た。
袋の中を見たユノは少しだけ目を見開いた。
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
