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「貴重品をいじるなと言っているだろう貴様ァ！！」
「いいじゃないっスかメガネの旦那！」
「誰がメガネの旦那だ！」
アスタくんとクラウスくんのやりとりをBGMに、私は宝物殿の中にある本を黙々と読んでいた。
よし、何冊か持てる限り持って帰ろう。
そう思い何冊か(軽く20冊は)手にとっていると、突然ピリッとした魔を感じた。
その方向を見てみると、同じ方向を向いているユノくんが視界に入った。
「……？」
「A先輩も感じましたか」
「はい、なんとなく」
その不思議な魔に導かれるように向かうと、1つの巻物のようなものが一際目立つ場所にあった。
何故今まで気づかなかったのかと疑問に思うほど。
ユノくんは好奇心に負けてそれを手にとって広げると、巻物にはクローバー王国の文字ではないものが記されていた。
何だこの文字？と一瞬思ったときには、この部屋中に大きな風が吹いた。
気がつけばその巻物に記されていた文字はなくなっていた。
「……？？」
ユノくんが首をかしげる中、私の頭には1つの仮定が浮かんだ。
あの文字は本で読んだことがある。
でもこれって多分私やユリウス様くらいしか知らないだろうってくらいの珍しい文字だ。
風が吹く直前にうっすらと見えたその文字には、“シルフ”と書かれていた。
シルフはおそらく四大精霊の1つのシルフのことだ。
これも本で読んだ。
文字が消えたということは、おそらくこの精霊はユノくんの魔導書に入ったのかもしれない。
ユノくんが今の時代の資格者に選ばれたんだ。
「ユノくん」
「はい」
「おめでとうございます」
「？ありがとうございます」
意味がわからないという顔をしたがとりあえずお礼を言ったユノくん。
今私が考えたのは全て憶測に過ぎないから。正直自信がない。
でもとりあえずおめでとうユノくん。
四つ葉で精霊使いってなんかもうあれだよ。(語彙力)
初代魔法帝も四つ葉だったけど精霊使いではなかった。
アスタくんもだけど、ユノくんもこれからもっともっと強くなるだろう。
私も良い本が手に入って満足満足。
そう思っていたのに、
「みんな危な＿＿＿＿＿＿」
ラックくんが言い切る前に、とてつもない魔が部屋の外から溢れた。
その魔は先程まで感じた魔だがどこか違う。
先程の感じた魔は、強靭で硬い鉱石の魔だった。
でも今のそれは、どちらかかというとフエゴレオンさんやメレオレオナ様に近い、
燃え盛る炎の魔だ。
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
