・ ページ23
ユノくんとアスタくん、そしてミモザとノエルさんが何やら久しぶりだな的な雰囲気を出している中、区切りをつけるようにクラウスくんがユノくんに注意した。
が、どうやらアスタくんとクラウスくんは合わなかったらしい。
星をもらった、オレ達ももらった、嘘だ、という具合で。
というかアスタくんが
「えーっと……変な仮面のボスの団!」
「貴様アアアアア!我らの団長ウィリアム・ヴァンジャンス様を愚弄する気か!
大体そっちの団長こそ何だ!筋肉ムキムキにタンクトップって」
「何ををををを!男らしくてイカすだろぉ‼」
「………」
妙に波長が合っているなこの2人。仲良くなれそうだ。
そういえば私がヤミさんと初めてお会いした時からずっとあのスタイルだった。ちなみに10年くらい前の話になる。
仮面に関してはそれよりも長い。
私が物心つくかつかないかぐらい前になる。
ウィリアムさん自身も仮面(ユリウス様の趣味)に疑問を抱いているので、決してウィリアムさんの趣味が悪いわけではない。
あと私は決して身内贔屓じゃない。ウィリアムさん贔屓なだけ。
「ところでユノ、そこの何やらキレーめな感じの人は誰だ?」
「A先輩」
「Aです」
「紹介短っ!!」
「入団式見ましたよ。アスタくんお見事でした」
「ホントっすか!?」
「何Aさん相手にデレデレしてんのよバカスタァッ!!」
「何でぇっ!!?」
ノエルさんがアスタくんを平手打ちした。
良い音鳴ったなぁ。
そう思っているとノエルさんとぱっちり目が合い、ノエルさんは小さくぺこりとお辞儀をした。
面識は数えるほどしかなかったけど覚えてくれてたらしい。
何だか嬉しくなったのでニコッと笑顔を返した。
するとノエルさんは顔をポッと赤くした。可愛い。
ミモザが植物魔法でこの魔宮の大方の構造を把握して、クラウスくんの鋼魔法で中枢まで移動。
アスタくんとノエルさんとはそこで別れた。
「……お、着きましたね」
「黒の暴牛の方達はまだのようですわね」
「当たり前だ」
ミモザが興味深深に宝物庫の扉へ近づく。
その瞬間私は微量な、本当に微量な魔を察知した。
「ミモ___」
声を掛けても遅かった。
叫んだ瞬間にミモザの直下から攻撃が入り、ミモザはまともにくらってしまった。
「……誰だ、オレの道にいるのは………
______どけ」
704人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね!コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます( ; ; )後回しで構いません!無理しないでください、、!応援しています!^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HANON | 作成日時:2018年10月8日 16時