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それから5年後。
「A・ヴァンジャンスです。よろしくお願いします」
「…ランギルス・ヴォード」
あの時と同じ、ミモザへ向けたのと同じ嘘のない笑顔で彼女、否Aと握手を交わした。
魔導書が授与されて数ヶ月が経ち、新しく出来たウィリアム・ヴァンジャンス率いる金色の夜明け団に僕達は入った。
彼女が魔法騎士団に入ったのには普通に驚いた。
あの時回復魔法を使っていたから、てっきり回復魔道士にでもなるのかと思っていたから。
「ランギルス、A、初任務だ。よろしく頼むよ」
「「はい」」
初任務の内容は、王貴界から遠く離れた恵外界の上空で見つかった
ダイヤモンド王国と比べて衝突の少ないハート王国の近くにあるため、普通の魔宮攻略よりはやりやすいらしい。
場所が場所で周りの気候が厳しいから、空間魔法や風魔法の使い手がうってつけだそう。
そうこうしている間に時間になり、空間魔法で魔宮の近くまで移動した。
「おお…空間魔法すごいです……！」
「こんなので一々感動しないでよ」
「だって初めて間近で見たから」
ただ空間を出しただけで目をキラキラさせた。
確かに空間魔道士自体は少ないから初めて見たというのはわかるが、彼女は魔道士としては緩いのではないか。
行くよ、という僕の声に二つ返事で了承した彼女と中へ入る。
入ると目の前には気味の悪い絵があるが僕は特に驚かなかった。
僕は。
「……魔宮ってだけあって
「ーーーーーっ‼‼‼」
「うるさくないけどうるさい」
「あれ絶対悪意ありますよなんで入って早々目の前にやばい絵があるんですか‼」
「やっぱりうるさい」
ちょうどすぐそこに二手の別れ道があったので僕は右の方へ、彼女には左へ行くように言った。
その時の判断が最善だったのかはわからない。
「……あ、これじゃお互いの位置が把握出来ないかもしれ「キモチワルイーーっ‼」いや大丈夫だな」
罠に引っかかっているのか、単純にビビりなのかは知らないがおかげで彼女の位置が随時分かって魔宮の攻略がやりやすくなる。
あくまで僕が一方的にだが。
「ーーーっ目の前にあの絵がァ‼」
「罠でもなんでもないだろ莫迦！あとやっぱりビビりかよ！」
「なんの話ですか！」
生まれて初めてツッコミを入れた瞬間だった。
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
