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「なあお嬢ちゃん、この後オレ等とどっか行かない？」
「い、いやあの…一緒に来ている人がいまして」
「女の子？だったらその子も一緒に行こうよ」
「で、でも」
「いいじゃんいいじゃん〜」
声を大にして言いたい。
ど う し て こ う な っ た ん で す か 。
ミモザがお手洗いでほんの少しの間1人だった時に来たこの人達は何が目的なのか。
もちろん今まで城下町に行ったことはあったが、こういう風に声を掛けられることはなかった。
そう言えばあの時はウィリアムさんやランギルスくんが一緒だった。
やっぱり魔法騎士団のローブがあれば犯罪抑制にも繋がって良かったのかもしれない。
「やめんか貴様等！！」
「……ん？」
「その者は嫌がっているではないか！」
「ゲッ魔法騎士団員……！」
「しかも紅蓮の獅子王団長の弟かよ……！」
面倒事になる前にそそくさと退散した人達。
助かった……。
お礼を言おうと思いその人の方へ向きなおった。
「ありがとうございます。えっと、フエゴレオンさんとメレオレオナ様の弟さん……？」
「ああ、こうして会うのは初めてだなA殿。オレはレオポルド・ヴァーミリオンだ！」
よろしくな、とメレオレオナ様達に似た八重歯を出して年相応の幼さが残った笑顔の彼。
挨拶を返して出された手を快く握った。
「よろしくお願いします、レオポルドさん」
「レオでいいぞ！」
「レオ…くん？」
くん付けもいらないと言われたのでレオと呼ぶことにした。
「ところで何故そのような格好をしているのだ？」
「………」
一方その頃。
「は、入りづらいですわ……」
少し前に用を終えたミモザは陰から2人を見ていた。
面倒見がよく誰とでも仲良くなれる彼女と従兄弟である彼はなんか良い雰囲気になっている。
「……1番厄介なのはヴァンジャンス団長とランギルス副団長ですわね。次にノゼルさんとユノさんあたりが手強そうですわ……」
主語は言ってなくともなんとなく察しがつくようなことをブツブツと呟くミモザだった。
その夜の金色の夜明け団のアジト。
「……その服どうしたの」
「ランギルスくん。に、似合いませんか？」
「いや」
「………へぁっ！？？」
「……やっぱり手強いですわねランギルス副団長」
「ミモザ大丈夫か顔が怖いぞ！？」
その光景を見て平和だなーと思う団員達だった。
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
