楽しみにしてるね ページ37
牛沢サイド
牛｢んで、実際はどうなの｣
｢だから意味わからんて笑｣
珍しく俺はフェネックに連絡を取り、2人でSkype飲みをしていた。z〇〇m飲みじゃなく、Skypeでね。
牛｢いやぁ、最近レトルトと仲良いじゃん？｣
｢でもまぁ、仲良いのは認める｣
Skypeで通話のみで飲んでいるから分からないけど、やっぱり仲良いのは事実であり、レトルトの壁システムを簡単にも壊せてしまったことを表している。
｢多分私、レトさんとは正反対の性格じゃん？なのにどうしてレトさんと仲良くできてるのか不思議なんだよねぇ…反対でも気が合うし、なんだろうね。｣
牛｢あの壁があるレトルトがすぐ心を開くのも意外だし、フェネックにそんなコミュ力があるのも意外。｣
｢いやだからぁ、あたしはコミュ力ないの！繋げてくれたのは実質フルコンさんだもん！｣
…あぁ、そう言えばそんなこと言ってたな。というか、どういう経路でフルコンさんと繋がったのかすら不思議に思えてくるけど。
｢本来なら鎖国しちゃってるから。｣
牛｢キヨじゃん。｣
｢いやそれ言ったらTOP4、ガッチさん以外は鎖国じゃん。牛くんも人のこと言えないですけど？｣
牛｢えぇ、じゃあ仕方がない。コラボする？｣
フェネックとはあの公式生放送以外で会話もろくにしていなかった。今回の飲みはフェネックから誘われたんだけどね。なんでかしらんけど。
｢コラボしたぁい…私さぁ、牛くんのラジオ系めちゃくちゃ好きなんだよね。だからラジオしたいなぁ…｣
牛｢ラジオねぇ…いいじゃん。ラジオしようよ。｣
｢日程牛くんに合わせるよ、私暇だし笑｣
フェネックもゲーム1本で生活してるんだっけ。でもそれだけでも十分食えていけるか。人気だし。
牛｢じゃあ後で日程送るわ｣
｢うん。というか、仕方がないからコラボしてあげるのニュアンスなに…？笑｣
牛｢鎖国鎖国言うからじゃぁん｣
｢でも実際そうじゃぁん｣
…確かに。何も言い返せねぇわ。むしろフェネックが言っていることが正論でしかないから黙るわ。
｢牛くんとのラジオ楽しみぃ｣
くっと喉の音がが聞こえる。きっと缶のお酒を飲み終えたのであろう。缶を置く音が届いた。
｢視聴者からの質問で答えたりしたいなぁ…｣
牛｢俺が前TOP4でやってたやつ？｣
｢ん！楽しみにしてるね♡｣
牛｢何気にハートつけんな、分かってんぞ｣
｢え、よくわかったね、怖っ。｣
なんて冗談も混じえつつ、Skypeで飲んだお酒はいつもより早く回っている気がした。
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作者名：まい | 作成日時：2021年3月15日 18時
