某黒猫実況者と似すぎてませんか? ページ15
フ「いやぁ…やっば…」
案内された住所にたどり着いて玄関前で戸惑う。エントランスでさえ緊張してたのに、この後対面するんだよ?ドキドキする。あと、何気にいいとこに住んでるんだなぁ…全体的にすごく綺麗。
「あれ、フジさん?どうしました?笑」
フ「うわぁっ!あ、えっと、こんにちは!」
「ふふ笑 こんにちは、どうぞあがってください」
フェネックちゃんに案内されて中へと入る。可愛いというよりかは綺麗なおうちだった。
「あ、ペットボトルのお茶で大丈夫ですか?」
フ「はい!大丈夫です!」
「フジさんすごく緊張してます?笑 あ、綾鷹なんですけど、どうぞ。」
フェネックちゃんは俺に綾鷹を差し出してくる。その動作が両手で渡してくれるあたり、しっかりしてるんだなぁ…って思う。動画ではバカゲーをメインとしてるけど、普段は静かな人なんだ。
フ「ありがとうございます」
「正座なんてしなくていいですよ笑 そんなに気を遣われるような人じゃないですもん笑」
テーブルには少ししたお菓子も置いてくれた。さっきから思ってたけど、フェネックちゃんはキヨの好きな物とか多くのものが驚くぐらい被ってる。でもそれはフェネックちゃんが憧れるからなのかな…
「私からしたらフジさんも尊敬するに値する人ですよ?毎回動画も拝見させて頂いてますし」
フ「ありがとうございます…!もうずっと応援してるので、対面するとなると緊張します…」
「うーん、じゃあ敬語なしでいきません?私の方が年下だと思うのでこんなことを言うのもあれですけど…フジさんがよろしければ!」
普段バカゲーをメインとして実況してる人とは思えないくらいの綺麗な声。キヨと同じでonとoffがあるタイプなのかもしれない。
フ「こちらこそいいんですか!?タメなんかで…!」
「私のセリフですよ!?笑 それに今からコラボで実況するのに、お互い敬語でさん付けって堅苦しいじゃないですか?あ、偏見入ってますけどね」
フ「フルコンさんとかは呼び捨てですけど、さすがに出来ないので、フェネックちゃんでいいですか?」
「全然いいですよ!呼びにくかったらフェネちゃんとかでも大丈夫です、私はフジくんって呼びますね」
呼びますね、と言った時の表情がめちゃくちゃ可愛かった…なんて口が裂けても言えないけど。
フ「実況…する?」
「うん、私ねーフジくんとこれやりたかったの!」
フ「珍しいジャンル!」
「たまにはね!笑」
すごくいい思い出になった。
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作者名:まい | 作成日時:2021年3月15日 18時