夢のような環境で ページ41
とあるイベントの日。カテゴリは違うけど舞台の場所は同じ。そこで彼女は楽屋に挨拶しに来てくれた。
｢失礼します。｣
キ｢しゃると！お疲れ｣
｢キヨくんもお疲れ！あ、皆さんもお疲れ様です！｣
彼女は俺よりも後ろのメンバーにも笑顔で頭を下げた。そりゃあもう俺らの中でも好感度が高いわけで…
フ｢しゃるとちゃん！お疲れ〜！！｣
ガ｢ダンスステージ良かったねぇ｣
｢ほんとですか？ありがとうございます！皆さんのゲーム実況の方もすごく盛り上がってましたね！｣
牛｢やっぱりゲームがすごいだけあったよな｣
レ｢まぁそーやね｣
｢裏から見ててすごく面白かったですもん！｣
ここまで実況者の界隈で、しゃるとが人気になるとは思わなかった。まぁ人柄がいいから余計か。
｢フジくんとかのわくバンの演奏も良かったです！｣
フ｢えぇ〜ほんと〜？｣
キ｢誰もお前がいいとは言ってない｣
｢ははっ、フジくんもかっこよかったですよ！｣
フル｢俺は〜？｣
その話をしているとフジ以外のわくバンのメンバーが楽屋に戻ってくる。今回のイベントは珍しく楽屋がカテゴリごとで1つの楽屋なのだ。
｢あ！皆さんお疲れ様です！｣
湯｢なんや、キヨに会いにきたん？仲良いな｣
｢ちょうど休憩に入ったので来ちゃいました笑 踊り手の方の楽屋はみんな合間に仕事してたり、意外とバラけてるのでちょうどいいかなぁって笑｣
踊り手さんすご。合間に仕事なんてしねぇわ。むしろ俺らめちゃくちゃ話してるし。
｢皆さん優しいのでお話したいなぁって｣
ガ｢可愛いねぇ｣
キ｢人の彼女にナンパすんな！笑｣
レ｢でたよ、キヨくんの独占欲強め発言笑｣
｢え、いつもこんな感じなんですか？笑｣
牛｢いつもうるさいよw｣
うわぁ、めっちゃ恥ずかしい…ましてや他人の第三者目線でのそういうの言われるとまた違うし…
｢でも私も踊り手同士でだと結構言ってますし、キヨくんと割と同じくらいやばいです笑｣
キ｢うわなにそれやばいって、え、そうなの？｣
フ｢限界オタクすぎるww｣
自分でも時々気持ちが悪いと思う。けど実際推しに言われてみればこうなるのは当たり前で、ましてや彼女としてこう言ってくれてる訳だからねぇ？
｢ふふ笑…あ、それじゃあ一旦戻りますね！皆さんも頑張ってください！｣
そう言って彼女は楽屋に戻って行った。あぁ、可愛らしい。未だにこれが、夢みたいだ。
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作者名：まい | 作成日時：2020年12月12日 19時
