【ky】第一印象は恋でした。 (ページ5)

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これは絶対付き合ってるページ5

キヨサイド

キ｢…っよっしゃぁぁぁぁぁ！！！！！｣

レ｢キヨくんうるさい｣

俺はスマホを机に置くと同時に叫んだ。歓喜の
叫びみたいなところはあるけど。しかもそれを
レトさん家に集まっている時に知るというね。

牛｢あ、これキヨの推しのライブチケット？｣

ガ｢あぁ～踊り手の女の子？だっけ？｣

キ｢いやこれはまじで奇跡だよ！！今回演者がか
なり豪華だからチケットは抽選で、倍率かなり
高かったんだよ?だから保険かけて2枚買った!
したっけどっちも当たってたんだけど！？｣

当たらなかったら仕方がないか、なんて考えて
たけど…まさかの2枚とも当たるなんて。やべぇ
超嬉しい。早くライブの日にならないかなぁ。

レ｢2枚目はどうするの｣

キ｢え、一緒に行く？｣

生憎レトさんは予定があるらしい。そしてそれ
と同様にうっしーもガッチさんも。ってなると
頭に思い浮かぶのはあいつしかいねぇよなぁ。

牛｢フジあたり誘ったら行くんじゃね？｣

キ｢まぁフジも応援してるし、行ってくる。｣

レ｢その子の名前、なんやっけ｣

レトさんはテレビを動画を見れる画面に切り替
えて、検索画面を開いた｡大画面で見ていいの？

キ｢しゃるとちゃん｣

レ｢しゃ、ると…あ、すぐ出てくる。｣

レトさんは適当に彼女の踊ってみた作品を再生
した。それは他の男性踊り手さんとコラボした
恋愛ものの最新作だった。

レ｢…これ、付き合っとるんじゃないの？｣

キ｢付き合ってないんだよ！それが！！｣

しゃるとちゃんは踊り手の中でもかなり演技力
がある方。これは演技が重要となってくる振付
なだけであって、この2人は付き合ってない。

ガ｢でも公開してないだけじゃないのぉ～？｣

キ｢いやほんとに！この2人仲良いから！！｣

この曲ではしゃるとちゃんが犬系彼女役で、相
手のまりんさん？って人は猫系彼氏役。あくま
でそういう設定には変わりないのだ。

牛｢でもキヨは嫌だろうなぁ笑｣

キ｢まぁでも俺はこの2人組好きっちゃ好き。｣

プライベートでもかなり仲がいいらしく、よく
青い鳥とかには2人で出かけた写真なんかもup
されている。…正直に言えば、多少は妬く。

レ｢うわぁ…ちゅーしてるじゃん！｣

キ｢だぁかぁらぁ！これも演技なんだって！｣

牛｢キヨ、この相手に勝てんのか？｣

ガ｢かなり強敵だね、頑張って！笑｣

しゃるとちゃんがまりんさんと付き合ってると
誤解をされたまま、俺は家に帰宅した。