【ky】第一印象は恋でした。 (ページ20)

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あれから約1週間が経った。私は無事に仕事を終えて踊り手の仕事の方に熱中していた、そんな時だ。

｢…？…あ！あーずー！？｣

同じ踊り手仲間である@小豆から連絡が入っていた。

小豆しゃるとちゃんお久しぶり!元気にしてた?

小豆もしよければこの振付2人で踊らない?

あーずーは丁寧に動画のリンクまで貼ってくれた。それは中国のチャイナ服を着るような曲で、とても可愛らしい振付でもあった。

しゃると久しぶり!私は元気!あーずーは?

しゃるとというかその振付可愛い!踊ろ!

あーずーからやった！という可愛らしいスタンプが送られてくる。え、何この子、可愛いんだけど。

｢…あ、スタジオ…いつがいいかな…｣

スケジュールをお互いに確認して、近々会うことになった。すごく楽しみ…！！

__｢あずきーー！！｣

出会うやいなや小豆の名前を叫ぶ私。それに気づいて、ぱっと顔を上げて笑顔になるあーずー可愛い。

小｢しゃるちゃん！！｣

｢ねぇもう楽しみなんだけど！！｣

小｢それね！写真も撮りたいね！｣

なんて、少し女子トークをしてスタジオへと向かった。動画を見ながら練習をする。

｢これ、私が後ろの方がいいよね？｣

小｢うーんどっちの方がいいかやってみよ！｣

試行錯誤しながらも、あーずーと構成を考えて1番は踊れるようになった。短時間でここまで踊れるようになったのはすごいと思う。

小｢ね！今度衣装も決めなきゃね！！｣

｢うん！やっぱりチャイナ服だよね？｣

小｢というかしゃるちゃんにはチャイナ服着せる。｣

｢なんでよ笑｣

小｢絶対似合うから着てほしいです。｣

｢全く同じこと返していい？｣

小｢…ふふっ｣

あーずーのチャイナ服とか、全人類倒れちゃうよ。私も可愛いっ！って叫んじゃう自信がある。

｢…今日、1番は完璧にしちゃう？｣

小｢そう、だね！もう時間も限られてるし！｣

なんだかんだで練習はあっという間に終わってしまう。着替えて2人で外へと出る。もう外は暗い。

小｢しゃるちゃんこのあと暇？｣

｢うん、暇だよ？｣

小｢気早いけど、衣装買いに行かない？あと夜ご飯一緒に食べようよ！久しぶりだしさ！｣

｢いいよ！めっちゃ行きたい！笑｣

こうして私とあーずーはデートという名の女子会を楽しんだ。ふとスマホを見た時、キヨさんの動画が上がっていてキヨさんにも連絡入れなきゃと思い出した。